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料理

〜北海道便り4月初旬~甘海老のアメリケーヌソース

2022.04.15

3月末に「雨一番」が降り、今日現在ついに積雪量が0センチになりました。
「雨一番」というのは北海道の気象用語で、雪が混じらず雨だけが降る最初の日を指します。
北海道では「春一番」の代わりに「雨一番」が春の到来を知らせてくれるのです。





近郊の日本海側では甘海老漁も解禁になり、まさに「春がきたよー」と、北海道中が浮かれているような気さえしてきます。
こんな日は地元のワインで春の到来をお祝いしましょう。





久しぶりに買い求めた「江部乙Wine」。
もちろん、甘海老を頂きながら飲むことにします。
新鮮な甘海老はお刺身で頂くのももちろん美味しいですが、今日はアメリケーヌソースでより一層ワインに合う料理に仕上げましょう。



甘海老のアメリケーヌソース


<材料>(2〜3人前)
甘海老 20尾くらい
玉ねぎ 半個
人参  半本
セロリ 半本
にんにく ひとかけ
カットトマト缶 1缶
白ワイン 水 各200cc
生クリーム 100cc
塩コショウ 適量
顆粒ブイヨン 大さじ1
ベイリーフ 1枚

<作り方>


甘海老は頭と身を分けておきます。
身の方は殻を剥いても良いのですが、今日の甘海老はたっぷり卵を抱えていたので殻ごと使います。





玉ねぎ、人参、にんにくはみじん切り。
あとで濾すのであらめのみじん切りで構いません。





深めのフライパンにオリーブオイルをいれ、甘海老の頭を焼いていきます。
このとき頭をつぶすようにしながら焦げ目がつくくらいまでしっかり焼きます。





焦げ目がついたらみじん切りした野菜をいれ、再度炒めていきます。
野菜に火が通ったところにワインをいれ、フライパンの底についた焦げ目をこすり取り、水、トマト缶、顆粒ブイヨン、ベイリーフを入れ20分程弱火で煮詰めます。





次に煮詰めたものをザルで濾します。
このときはしっかり木べら、ゴムベラなどで押しつぶすようにし、甘海老の旨味を取り逃がさないように最後まで濾して下さい。





この濃厚な甘海老スープに生クリームを入れ、10分ほど煮詰めます。
塩コショウで味を整えたら甘海老のアメリケーヌソースの出来上がりです。


先ほど離しておいた甘海老の身とペンネにアメリケーヌソースを和えることにします。
冷蔵庫に残っていたシメジとブロッコリーを加えれば彩りも良さそうです。


甘海老のペンネ アメリケーヌソース

オリーブオイルをひいたフライパンで殻付きの甘海老を焼いていきます。
同時進行でにペンネも茹でます。






両面こんがりやけたところにシメジ、ゆでたブロッコリーを入れ、ざっくり火が通ったら先ほど作ったアメリケーヌソースを投入。




ちょうどペンネが茹で上がったのでペンネも投入。
さっくりまぜあわせたら「春の甘海老パスタ」の出来上がり。




春の到来を味わう


「江部乙Wine虹」も冷えて待っています。
「虹」は7種混合のブレンド白ワイン。
すっきりした優しい味わいの推しワインは、いつでも私の拙い料理をワンランク上げてくれるような気がします。
懐の深さに感謝しかありません。
「いつもありがとうございます」と一口。

間違い無い美味しさに顔がにやけます。
甘海老パスタを「いただきます!」

甘海老×甘海老!
がっつり甘海老です。

甘海老と言う名にふさわしい甘み、旨味がダブルで押し寄せ、そこに迎え入れるキリッとひえた白ワイン。

合わないはずはない!
間違い無い!

ふわりとキリリと甘みが開き、春が開いた今日のご飯。
春の到来を祝うささやかなディナーになりました。





畑はすっかり土色になりました。
ふきのとうが春を知らせてくれます。
クロッカスが色彩を思い出させてくれます。

大きな農機具のエンジン音がそこかしこから響きます。
やっと春が来たようです。


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