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スパイスカレーにあこがれて(3)

2022.07.14


スパイスカレーにあこがれて(3)日ごと厳しさを増す暑さにどうにも食欲が落ちてしまいがちな季節ですが、こういう時こそしっかりスタミナをつけて夏バテを防止していきたいものです。

前回、前々回とスパイスカレー初心者でもできるはじめてのスパイスカレー

(リンク>>スパイスカレーにあこがれて(1))

から、本格的なスパイスカレー

(リンク>>スパイスカレーにあこがれて(2))

へ着実にグレードアップしてきました。

さまざまな優れた効能を持つスパイスをさらに積極的に食事に取り入れていきたいということで、今回はいよいよスパイスカレーバリエーションに挑戦です。

インド料理屋さんのメニューではよく見かけるものの、迷った挙句に毎回基本のチキンカレーを注文してしまうことの多い自分にとって、スパイスキーマカレーやほうれん草のカレーはこれまであまり馴染みのなかったメニューですが、材料さえ揃えてしまえば基本的にこれまでと同じ要領で気軽に作れてしまえるようで、お家で様々なスパイスカレーバリエーションが簡単に叶うのであれば、これは試してみない手はありません。



ナスとズッキーニのスパイスキーマカレー


鶏もも肉の代わりに牛豚の合挽き肉を使った、辛みを効かせた大人カレーです。
夏野菜のナスや頂き物のズッキーニも入れて野菜もたっぷりにしてみました。





材料(4人分)

牛豚合挽き肉 300g
玉ねぎ 中1個
トマト 1個
ナス 1本
ズッキーニ 2本
にんにく ひとかけら
しょうが ひとかけら




ホールスパイス
クミン 大さじ1
コリアンダー 大さじ1

パウダースパイス
ターメリック 小さじ2
カルダモン  小さじ1と1/2
チリペッパー(カイエンペッパー) 小さじ1/2
クミンパウダー 小さじ1/2
コリアンダーパウダー 小さじ1/2

仕上げのスパイス
ガラムマサラ 小さじ1/2

その他
無糖ヨーグルト 50ml 
水 100ml
塩 小さじ1/2〜1程度
サラダ油 大さじ2
ご飯 適量 


つくり方

①下ごしらえとして野菜をよく洗ってから、




玉ねぎはみじん切り、トマト、ナス、ズッキーニは賽の目切りにする。
しょうがとにんにくはすりおろしておく。炊飯機でご飯を炊いておく。




②大きめのフライパンにサラダ油を大さじ2ほど入れて、ホールスパイスを入れ弱火でじっくり炒めて油にスパイスの香りを移す。




③おろしたしょうがとにんにく、みじん切りにした玉ねぎを入れ、中火から弱火であめ色に変わるまでじっくりと炒める。




④合挽き肉を入れてほぐしながら中火で色が変わるまで炒める。




⑤パウダースパイスを入れ混ぜ合わせる。




⑥ 賽の目にしたトマトと無糖ヨーグルトを入れ、塩と水100mlを入れて中火で混ぜながら沸騰させて全体を馴染ませる。




⑦ナス、ズッキーニを加えて混ぜ合わせ、そのまま中火で少しくったりしてくるまで煮る。




⑧ガラムマサラを加えて混ぜ合わせ、水分を飛ばしたら完成。




チキンカレーほどお肉が主張しないので、野菜のほのかな甘みに絡んだ複雑なスパイスの風味がダイレクトに感じられて、スパイス好きにはたまらない大人な仕上がりとなりました。

一晩おいて翌日もいただきましたが、味が全体に馴染んでまろやかになっていてこちらもおいしかったです。

スパイスの風味がより際立つカレーなので、組み合わせるスパイスの種類などを変化させて、いろいろなスパイスの風味の違いを試してみるのも良さそうです。





ほうれん草のスパイスカレー


インド料理屋さんではサグカレーとも表記される緑色のカレーです。
サグとは青菜のことでニラやチンゲンサイ、パクチーなどを使ったレシピもありますが、今回は基本であるほうれん草のペーストを使って作ります。





材料(2人分)

鶏もも肉 1枚
玉ねぎ 中1個
トマト 1個
しょうが ひとかけら
にんにく ひとかけら
ほうれん草 1束
ピーナッツ 少々(今回はアーモンドで代用)

ホールスパイス
クミン 小さじ1
コリアンダー 小さじ1

パウダースパイス
オールスパイス 小さじ 1/2
ターメリック 小さじ 1/2
チリペッパー 小さじ 1/2
クミンパウダー 小さじ1/4
コリアンダーパウダー 小さじ 1/4

仕上げのスパイス
ガラムマサラ 小さじ1/4

その他
水 100mlとほうれん草ペースト用に少量
無糖ヨーグルト 50ml
塩 小さじ1/2〜1程度
胡椒 少々
サラダ油 大さじ2
ご飯 適量

つくり方


①下ごしらえとして、ほうれん草を熱湯でくたくたになるまで茹でる。



流水で冷ましてから軽く絞る。



少量水を加えて ブレンダーでペーストにする。



アーモンドはすりこぎで細かく砕いておく。
鶏もも肉はひと口大に切り、玉ねぎはみじん切り、トマトは賽の目切りにする。
しょうがとにんにくはすりおろしておく。炊飯機でご飯を炊いておく。



②大きめのフライパンにサラダ油を大さじ2ほど入れて、とり肉を皮目から入れて軽く胡椒をふり中火で炒め、焼き色がついたら裏返し、色が変わるまで炒めて取り出す。



③ホールスパイスを入れ弱火でじっくり炒めて油にスパイスの香りを移す。



④おろしたしょうがとにんにく、みじん切りにした玉ねぎを入れ、中火から弱火であめ色に変わるまでじっくりと炒め、トマトを加え、混ぜ合わせながら火を入れる。



⑤よけておいたとり肉を戻し、混ぜ合わせてから、パウダースパイス、細かくしたアーモンド、塩、水100mlを入れ中火で混ぜながら全体馴染ませる。



⑥無糖ヨーグルト、ほうれん草ペーストを加えて混ぜ合わせる。



⑦ガラムマサラを加えて混ぜ合わせたら完成。




ほうれん草のペーストを最初に準備し、終盤に加える以外はおおよそ基本のチキンカレーと同じ作り方で、本格的なほうれん草のスパイスカレーとなりました。

辛みと塩味、甘みそしてうま味のバランスが取れていて、まろやかで口当たりよくスパイスが食欲を刺激します。

ピーナッツの代用としていれたアーモンドの風味もしっかり効いていて、ほうれん草ペーストと合わせてカレーの粘度もしっかりあるため、食べ慣れた日本のカレーにも近い仕上がりです。

このように、基本的なスパイスの使い方さえ一度把握してしまえばいろいろなバリエーションで本格的に楽しめるスパイスカレー。
まだ見ぬ未知のスパイスカレーを求めて、この夏はお家スパイスカレー探訪の夏となりそうです。
気軽で奥深く身体にもいいスパイスカレーの世界、ぜひお試しください。
またおいしいスパイスカレーができたらレシピとともにご報告します。

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