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料理

〜北海道便り8月中旬~牛すね肉のブルーベリー煮込み

2022.08.16

8月中旬。
小麦の収穫も終わり、麦稈ロールが畑に見られるようになりました。
牛の布団の麦わらです。

からりと青空が広がり、暑さにも慣れてきたある日。
えべおつWineの高橋さんから連絡がありました。

「ブルーベリーが沢山とれたのでお持ちします。」

採れたてのブルーベリー!やったあ!
ブルーベリーも畑にありましたっけ?

「葡萄の横に何本かあるんですよ。気がつきませんよね。」

ごめんなさい。全く気がつきませんでした。

「今年は葡萄のなりもいいんですよ。また見に来て下さいね。」

何度も足を運んでいる葡萄畑です。
見たいところしか見ていなかった不徳を恥じます。





頂いた沢山のブルーベリーははち切れそうな大粒です。
そのまま一粒頂くと甘酸っぱい野性味あふれる美味しさでした。

そのまま食べてもジャムにしても美味しいのは当たり前ですが、お肉に合うソースにするのもよいかもしれません。いっそ煮込むのはどうでしょう。

今までブルーベリーで煮込み料理を作ったことはありませんが、この思いつきを諦めることはできません。
検索すると「牛すね肉のブルーベリー煮込み」が見つかりました。
まさしく探していたレシピです。
読んでみるとトマト煮込みにブルーベリーを加えるレシピだと分かりました。

ならばいつものトマト煮込みの手順で大丈夫そうです。
初めて作る料理は期待と不安がないまぜになりますが、ここは期待強めでつくります。





牛すね肉のブルーベリー煮込み


材料

牛すね肉  400g〜500g
ブルーベリー 400〜500g
玉ねぎ 2個
人参 1本
にんにく 1〜2かけ
トマト水煮缶 1缶
赤ワイン 1カップ
ブイヨン 大さじ1
塩コショウ 適宜
ベイリーフ 1〜2枚
オレガノ ひとふり

作り方

炒め用のフライパンと煮込み用鍋を用意しておきます。
玉ねぎはスライスし、人参は一口大に乱切りにし、すね肉も大きめの一口大に切り塩コショウをたっぷりめにすり込んでおきます。





フライパンにオリーブオイルをひきニンニクスライスをいれ、そこに小麦粉をまとわせたすね肉を両面焼いていきます。
うっすら焦げ目がついたらフライパンの脇にまとめあいたところに人参をいれ少し炒めます。





ざっくり炒め合わせ煮込み用のなべに移しえたらもう一度フライパンにオリーブオイルを入れ玉ねぎを炒めていきます。
しんなりするまで炒めたら煮込み用の鍋に移し替え、赤ワイン、トマト缶、ブイヨン、ブルーベリー、ベイリーフ、オレガノを入れ煮込んでいきます。

浮いたアクを取り除き弱火で2時間ほど煮込み、すね肉が柔らかくなったら味見です。

トマトとブルーベリーの酸味が気になるようならば砂糖大さじ1くらいいれ丸い味になるように調整し、足りなければ塩も足して味を整えたら出来上がりです。





早速頂きましょう!
合わせるお酒はやはり赤ワイン。

デイリーワインにちょうどいい、ふらのワインで腔内の準備を整えたら、煮込みを口にします。
見た目はビーフシチューですが、味はどんな感じでしょうか。

うん、美味しい!なるほどブルーベリー。
酸味の効いたさっぱりすっきりの煮込みが出来上がりました。

すね肉はほろほろになっています。
煮込み料理はどうしても冬のイメージがありますが、ブルーベリーで煮込んだ今日の料理は夏向きになりました。

大成功の結果にほっと胸をなでおろしたら、途端にお腹が空いてきました。
さっぱり味のせいでしょうか、どんどん食が進みます。
ワイン、パン、煮込み、ワイン、煮込み、パン。

気がつくとおかわりまでしてしまい、お腹がいっぱいになりました。






翌日作業中の葡萄畑に伺うと、ありました!ブルーベリー。
沢山の実をつけた枝が懸命にブルーベリーを支えています。

ピノ・グリの木には小さな葡萄が実り始めています。
収穫の秋まで無事に色付き育ってほしいと願ってやみません。




お盆が過ぎてまもなく、秋風が吹く頃にはキタキツネの巣立ちです。
あともう少しだけ夏を味わいましょう。

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