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〜北海道便り7月中旬~酒蔵限定純米酒としそ巻

2022.07.27


梅雨前線が津軽海峡を越え、北海道らしからぬジトジト、ジメジメした空気とどんよりとした曇り空が続いたこの日。

気分を変えよう!ドライブに行こう!

と、滝川から一番近い漁師町「増毛」に車を走らせました。


海沿いの道路から見える日本海もやはりどんよりしています。
それでも久しぶりに見る海に、ワクワクした気持ちになります。

お昼には名物の甘海老…たこ…この季節ならではのうに!全部食べたい!

というわけで全てがのった三色丼なる贅沢な丼を頂き、最大の目的である「国稀酒造」にお邪魔しました。

国稀酒造は日本最北の酒蔵として有名なだけではなく、丁寧に作られた日本酒は道内全域で愛飲されています。
道内の酒屋さん、スーパーでも手にいれることはできますが、酒蔵のみで限定販売されている純米酒が今日のお目当て。




歴史を感じさせる札幌軟石を使った建物はそこだけ違う時代にタイムスリップしたような風情があります。

一目散に酒蔵に併設する売店を目指し、ズラリと並んだお酒の数々にテンションはいやがうえにも上がります。




ありました!目指していた純米酒「暮れ六つ」と「生酛純米」。
サラリとした暮れ六つ、こっくり深い生酛。
どちらも捨てがたいので両方購入。




産直の海の幸をお手頃価格で販売している「遠藤水産」にも立ち寄り、朝茹でのタコも手に入れ、足取りも軽く家路につきます。
増毛からの帰り道には深川の従姉の家があるので、タコ好きの従姉にもおすそ分けすることにしました。

「増毛のお土産!」と、従姉に渡したところ、
「ピーマンハウスに植えた紫蘇がすごいデカくなってるんだわ。しそ巻作ってや。」

「…いいけど…」

飛んで火にいる…になったようです。

しそ巻は我が家の夏の定番常備菜。
甘めに味付けした味噌を大きなしその葉で巻いて油で焼いた副菜です。
ご飯泥棒と言いたいくらいのご飯のお友ですが、日本酒のアテにも最高です。
今日手に入れた純米酒にぴたり。




しその葉の収穫にピーマンハウスに入ってみると、赤や黄色に色づいたピーマンが色鮮やかに実っていました。



そのとなりに青じそ、赤じそ、両方がおおきな葉を茂らせています。



中にはピーマンの間から茎を伸ばしている猛者もいました。





ワシワシ、ワシワシ、摘み取った紫蘇の葉はみるみる山になりました。
早速つくりましょう。




しそ巻き


大きなしその葉を20枚、まずは1枚づつ濡れ布巾で拭いて行きます。
農薬を使わずハウスで育った紫蘇の葉は洗う必要はありません。
ホコリを拭き取るだけで充分です。


巻き込む味噌の味付け (しそ巻20個分)

みそ 大さじ3
砂糖 大さじ3
みりん 小さじ1
醤油 ひとたらし
七味 適宜






紫蘇の葉を広げ、中央よりやや下くらいの位置に合わせた味噌を小さじ半分くらいのせ、折りたたんでいきます。




フライパンにたっぷりめにサラダ油をひき、焼いていきます。




中火でじっくり、両面カラッとするまでやきつけたら、キッチンペーパーの上で余分な油をおとして出来上がりです。
見た目は地味…ですが、味わいは滋味たっぷりです。

できあがったしそ巻きの半分を持ち帰って、今日仕入れたお酒を冷やします。
せっかくなのでホッケの開きも焼くことにしました。




今日は「暮れ六つ」を開けました。
北海道の酒米きたしずく100%の純米酒。

ひとくち、グビリ…腔内に幸せが広がり、ゴクリ…血管にも幸せが広がるようです。

しそ巻きをパクリ…紫蘇のすらりと良い香りに甘めの味噌が絡まりほどけていきます。
日本酒と味噌、紫蘇、合わないわけがありません。

さて、そろそろホッケも焼き上がる頃、今夜は存分に日本酒を楽しむつもりです。




7月も終わりに近づき、北海道の短い夏は後半戦です。
美味しい夏をもう少し味わえそうです。

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