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〜北海道便り 9月初旬〜夏の名残のトウキビご飯

2021.09.06

9月に入り、北海道はすっかり風が爽やかな秋を迎えています。
大雪山では早くも紅葉が始まったというニュースが流れ、田んぼも黄色に染まる季節を迎えました。

とはいえ、まだ夏の名残り、夏野菜にはもう一踏ん張りしていただきましょう。

先月まで我が物顔で直売所に沢山並んでいたトウキビが、気がつけば「まもなく終わりだよ」とため息をつくように少しだけ並んでいます。
迷わず買ったトウキビ2本。

昔から北海道では「トウキビは畑でゆでろ」と言われています。
採れたてをすぐ食べろ!という意味です。
それくらい新鮮なものは甘みが強く美味しいのです。

そのまま茹でて冷凍してもよいのですが、せっかく近くの農家さんが採ってくれたばかりのトウキビ、さっそく今日のランチでもいただくために「トウキビご飯」にしてから冷凍することにします。
付け合せには「カラーピーマンのマリネ」浮かんだので、さっそく調達にでかけます。




ノコノコと従姉のハウスへ行くと、7月には青々としていたピーマンがすっかり色づき、ピカピカのカラーピーマンに成長していました。



あか、オレンジ、きいろ、カラフルな色は見ているだけでワクワクしてきます。
狙い通りに外品のピーマンを沢山頂き、材料調達完了です。いつもありがとう!




トウキビご飯


お米をとぎ、ザルにあげておきます。
今日は冷凍分もあるので4合にしました。
トウキビ1本で2合が基本です。


トウキビは皮を剥き、包丁で身を削ぎ落とします。芯も捨てずに出汁に使います。


4合分よりやや少なめに水をいれ、酒大さじ2、塩小さじ1をいれたら削ぎ落としたトウキビと芯をのせて焚き上げます。




カラーピーマンのマリネ


ご飯が炊きあがるのを待つ間にマリネ作りです。


ピーマンを細めに切ったらレンジで少ししんなりする程度に熱をいれます。
今日はピーマン5個の分量なので2分。
ランチなので少し手抜き。市販のマリネ液に漬け込み冷蔵庫で寝かせます。




マッシュポテト


ついでに野菜室で少しづつ残っているじゃがいもも使ってしまいたいところ。


キタアカリと男爵があわせて7個残っていたのでまとめてマッシュポテトにすることにしました。
(時短で)小さめに切ったじゃがいもを茹で、火が通ったらお湯を捨て、もういちど火にかけます。


水分を充分に飛ばしたらマッシャーで潰し、バター、温めた牛乳、塩コショウで味付けしたら、木べらなどでなめらかに練り合わせます。
牛乳の分量はお好みの固さで調節します。
私はやや硬めが好みなので今回の分量にはカップ1.5くらい入れました。




ミートローフ


おかずに多少の物足りなさを感じ、急遽冷凍してあるミートローフを二切れを献立に加えました。

ミートローフはハンバーグを作るときに種を多めに作り、まとめてアルミホイルにくるんでオーブン(オーブントースターでも)で焼きます。
種400グラムくらいなら200度で50分くらいでしょうか。
爪楊枝で穴を開けて透き通った肉汁がでていたら焼き上がりです。
アルミホイルでつつんでいるので焼きすぎても固くはなりません。
他の作業の合間に焼き上がります。

そのまま冷まし、一切れづつラップにくるみ冷凍庫で保存しておけばお弁当のおかずやサンドイッチの具などに使い勝手が良いです。


さて、ご飯の横に乗せるおかずの用意ができたところで、炊飯器からはトウキビの甘い香りが流れてきています。

「ピーッ」

炊飯器が炊きあがりを告げたあと10分ほど蒸らしてから蓋を開けると、、、
トウキビの香りは一層強く、大地のにおいは蒸気となってキッチンに充満しました。
まるで畑にいるみたい。いい香り!

芯の部分は充分仕事をしてくれたので捨てます。お疲れ様でした。ありがとう、良い出汁が出ました。

サックリとご飯とトウキビを混ぜ合わせたら出来上がりです。
お好みでここでバターを投入しても美味しいのですが、今日は冷凍することも考慮し、半分たべたところでバターを入れることにします。いわゆる味変です。
バターを溶かしたり、お醤油を少したらしたり、卵で包んでオムライスにしたり、いろいろと楽しめます。




トウキビご飯の横にマッシュポテトとミートローフを並べたら、なんだか豊かなワンプレートランチが出来上がりました。

カラーピーマンのマリネも味が染みて丁度よい具合です。レタスの上にたっぷりのせていただきます。

お昼から食べすぎてしまいそうですが、心の中で開き直ります。

「カロリー怖くて旨いものが食えるかぁ!」

ということで、いつも通りにパクパク頂きます。
トウキビご飯の途中には忘れずにバターだってのせちゃいます。はあ、たまらなく美味しい。
夏を惜しみつつ、じんわりとしたランチになりました。

これで北海道の短い夏は終わり、秋、そして長い冬がやってくると思うと毎度のことながら身震いがします、、、。とはいえ、美味しい食材はこれからもたくさんこの大地から届きます。また秋の献立も楽しみにしていただけたら嬉しいです。

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