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料理

~北海道便り 5月初旬〜なばなと北海あさり

2021.05.10

北海道も日中はだいぶあたたかくなってきました。

一日一日日没までの 日照時間 が長くなり、太陽がどんどん近く感じるようになると身体にエネルギーが満ちてくるよう。畑の野菜たちもあたたかい光を浴びて青々と育ってきます。

なばな


北海道滝川市では「なばな」が旬を迎えました。


そもそも滝川市は「菜の花畑」が有名で、”菜の花の作付け面積日本一!”というのが自慢らしく、菜の花の季節には沢山の観光客が訪れます。

それに伴い、おなじアブラナ科のなばなが特産品として栽培されるようになりました。菜の花はオイルとして、なばなは、食用として食卓をいろどります。


旬の組み合わせ


さて今晩はこの緑鮮やかな「なばな」を使ってペペロンチーノを作ります。

組み合わせる食材は北海道ならではの海産物をと考えましたがここで悩みます。
今はあさり、ホタテ、どちらも旬を迎えているし、南蛮海老と言う手もあります。
(因みに北海道でも地域によって旬の時期はかわります。今からのホタテの旬は日本海側、オホーツク海側は秋、北海道は広いですね。)
悩んだ末にベーシックに北海あさりにしました。

材料はとってもシンプル


材料は旬のなばな、旬の北海アサリ、にんにく、どうがらし。これだけです。


なばなと北海アサリのペペロンチーノ


ソースつくりはパスタをゆではじめるタイミングから2つのコンロで同時進行します。
アサリは擦り合わせるように洗っておき、なばなは4センチくらいに切っておきます。
フライパンにオリーブオイル、にんにく、鷹の爪をいれて、香りがたってきたらアサリ、なばなのじゅんに入れて火が入ったら、白ワインをいれます。
北海あさりは本州産よりかなりおおぶりなのでふたをします。
ワイン蒸しの要領と同じです。


あさりが開いたら塩コショウであじを整え、茹であげたパスタとからめて出来上がり。
もしもまだパスタがゆであがっていなければソースの火を止めて茹であがるのをまちましょう。火を入れ続けるとせっかくのアサリが固くなってしまいます。



出来上がったパスタに合わせてワインをいただくことにします。せっかく地元の食材を使った料理なので地元のワインがあるとよいのですが・・・。


地元のワイン、空知ワイン


自宅から歩いて15分くらいのところにワイン用の葡萄を栽培しているヴィンヤードがあり、「えべおつWine」として、2年前からワインの製造も始めています。

まだ収穫量も少なく一昨年は300本、昨年は1000本、という希少酒。昨年手に入れたワインは飲みきってしまい、新しく手に入れたくても完売しているため、今は飲むことはできません。今年のワインが出来上るまで楽しみにまっています。

北海道にはまだまだ美味しい地元のワインがあります。
今日は同じ空知で作っている山崎ワインにしました。
他にも沢山の美味しいワインがあるので、いつかゆっくりご紹介したいと、思っています。

さて、ワインをひとくち頂いたら、早速パスタとまいりましょう。
アサリの旨味が溶けだしたオリーブオイル、シャキシャキのなばなに絡んでいます。
春に感謝、春野菜に感謝、空知ワインに感謝の夕べです。


保存方法はホウレンソウと同じ


なばなの旬はとても短いので(4月初旬から5月中旬くらい)いまのうちに冷凍しておきます。
手順は ホウレンソウ などと同じです。
さっと茹でたなばなを冷水で締めて、水気を切ったら冷凍用の袋にいれ、あとは冷凍庫へ。
こうしておけば、もう暫く楽しめそう。



菜の花畑では、毎日すくすくと菜の花が育っています。
「菜の花」の見頃は5月後半から6月の初旬。
広大な畑一面に咲く菜の花は本当に美しく、感嘆のため息が溢れます。

昨年は自粛ムードのなか、静かに咲き、静かに散っていきましたが、今年はどうでしょうか。出来ることならば沢山の方達に見て頂きたいものです。
ほんのすこしでもその様子を shizuku でご覧いただけたらと思っています。

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