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〜北海道便り 8月初旬〜夏野菜とコッホサラミ

2021.08.13

多くの農家では本業の作物の他に自家消費用の野菜を作っています。


いつもお世話になっているほりぐち農園さんも同じく、大きなハウスで自家用野菜を育てています。
トマト、茄子、トウキビ(とうもろこし)青南蛮、スイカ、ピーマン、ししとうなど、実に様々な夏野菜が食べ頃を迎えていました。




無農薬無農薬、低農薬で育てられ、体にも舌にも優しい野菜です。


自宅用の野菜はほとんど自由に育てられています。


ちょっと自由過ぎたか、、、スイカがハウスの骨組まで蔓を伸ばしてぶら下がっていたり、思わずクスッとなる光景も。



また、露地では枝豆、オクラなども植えてあります。
しかし今年の北海道は雨も少なく猛暑つづきの影響で、なかなか大きくなれずにいる、と伺いました。
よく見ると枝豆の葉が茶色に変色しています。

近年の気候の変化は著しく、自分自身まさか北海道が猛暑日続きになるとは想像していませんでした。
エアコンのない家に留まれず、昼間にはたまらずエアコンの効く車に避難することもあります。

当然、この天候は農作物の成長に大きく影響します。
なんとか無事に実ってほしいと願わずにはいられません。



そして帰りには沢山の夏野菜をお土産に頂きました。いつもありがとうございます!
ほりぐち農園さんの気前の良さに恐縮しつつ、頭の中は今夜の献立を考え始めています・・・



採れたて野菜のラタトゥイユ


今夜はこの鮮やかな色とりどりの採れたて野菜を使ってトマトベースの煮込み料理「ラタトゥイユ」を作ります。

さて。茄子、ピーマン、ミニトマトと材料はほぼ揃っていますが、やはりズッキーニは欠かせないか・・・。 
ささっと、近所の道の駅で地元農家のおおきなズッキーニを調達。これで完璧です。



材料:

おおきな茄子2つ
ズッキーニ1本
玉ねぎ1個
ピーマンはカラーとミドリ合わせて4つ
赤、黄色、ワインレッド、色とりどりのミニトマト25個




まずはミニトマトの湯剥きをします。
ラタトゥイユの調理は、ある程度ほったらかしておいてもおいしくなる料理ですが、トマトの湯剥きだけは手抜きができません。
お湯をわかした鍋にヘタをとったミニトマトをドサッと投入したら40〜50秒。
取り出して氷を入れた冷水にいれると、手に取っただけでツルリと皮が剥けていきます。なんだかキモチいいー!
ここまでおわればあとは炒めて煮こむだけです。



深めのフライパンにオリーブオイルをいれたらまずはニンニクを炒めます。
香りがたったら玉ねぎを投入。



あとはズッキーニ、茄子、ピーマンをいれて炒めます。全体にオリーブオイルをまとわせたら先ほど湯剥きしたミニトマトとローリエをいれ、塩コショウ、隠し味の砂糖で味付けします。
このときは薄味で構いません。

ふたをして弱火と中火の中間くらいの火加減でコトコトほったらかしです。
洗い物をしたり、お茶を飲んだりしているあいだに野菜は勝手に優しく甘く美味しくなってくれます。15分ほどたったら様子を見てみましょう。



出来てます!
野菜の水分だけでたっぷりの煮汁に浸った夏野菜。
塩を少し足して味が締まりました。
煮込まれた採れたての夏野菜からは深い味が滲み出ています。

温かいまま食べてももちろん美味しいのですが、今日の気温は33度(今年の北海道は98年ぶりの暑さらしく、連日30度を超えているのです。)
やはり冷たく冷やしていただきましょう。


ソーセージとワイン


ラタトゥイユを冷蔵庫で冷やしている間に一緒に食卓に並べる予定のソーセージを買いに行きました。
車を走らせること、20分。
目指したのは、隣町の小さな町の小さな手づくりソーセージの専門店、「ヴルストよしだ」さんです。
本場ドイツでソーセージ作りを学んだよしださんの作るソーセージは暖かみのある力強いソーセージ。
プロフェッショナルな仕事には尊敬しかありません。


商品ケースにずらりと並んだ様々なソーセージ。圧巻です。どれを買おうか悩みます。
今日はスライスしてもらったコッホサラミを食べることにし、ほかにカバノッシ、チョリソーの腸詰め2品を後日用に買い求めました。


ついでに酒屋さんにも立ち寄りワインを選びに。
軽めの赤にするつもりだったのですが、北海道とドイツに敬意を払い、余市産のケルナーにしました。
ワインを冷蔵庫に入れたら、夜を待つだけです。



夜になってよく冷えたラタトゥイユ、コッポサラミ、パン、ワイン。
暑かった一日を癒やしてくれる優しい食事になりました。

夏野菜それぞれの甘み、旨味をお互いに引き出しあい絶妙なバランスでとろけた野菜が口の中でもとろけます。
そこにスパイスのきいたサラミをのせたハードタイプのパンが「とろけたままでは終わらせない」とばかりに嬉しい抵抗をみせてきて、思わず顔がほころびます。

この嬉しい食事を提供してくださった、ほりぐち農園さん、ヴルストよしださんに感謝。
北海道の暑い夏もこれで乗り切れそうです。ご馳走さまでした。

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