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〜北海道便り 9月中旬〜鮭の炊き込みご飯

2021.09.16

9月中旬、北海道は日に日に秋らしくなってきました。




道端にはコスモスが風に揺れ、収穫の済んだ畑は綺麗に耕され、秋蒔きの種を待ちます。
風や気温で季節の移ろいを感じつつ、近所のスーパーへ買い物に出かけました。





生鮮売り場では「生鮭」が沢山並んでおり、さらに秋を実感。食いしん坊の性です。

近年、北海道でも気象変動による海水温の上昇の影響は顕著にあらわれていて、サンマ、ホッケ、鮭、など北海道を代表する魚の漁獲量が激減しています。
その中で鮭はかろうじて手に入りやすい価格で新鮮なものが並びます。

もちろん旬のものは有り難く頂きましょう。





秋らしく、「鮭の炊き込みご飯」を作ります。あわせるのはきのこ。
やはり秋の代表的な食材です。
1年中売られているきのこですが、秋のきのこは味も香りもアップするような気がします。



鮭の炊き込みご飯


<材料> 今回は冷凍する分も含めてお米4合で炊きます。

米 4合
生鮭 切り身ならば3~4切れ相当
舞茸、シメジ 各1パック 
椎茸 小ぶりのもの5~6個
生姜 お好みで

<作り方>

生鮭の骨と皮を剥がしたら、少量の塩を振り、お酒をふりかけておきます。
研いだお米は20~30分ざるにあげておきます。
椎茸は石づきを取りスライスし、舞茸、シメジは石づきを切り落としたら手で割いておきます。




炊飯器の目盛りよりもやや少なめに水をいれ、鮭(水分はキッチンペーパーで拭き取る)、きのこをお米の上に載せたら、塩ひとつまみ、酒大さじ3、

醤油70ccを入れます。
炊き込みご飯の醤油の分量は材料によって多少加減しますが、米の1割が基本です。
(米1合180㏄の1割 18cc×4合=72cc)

今日は鮭の生臭みをださないように生姜の千切りもひとかけ分入れました。
気になる方は足してみてください。

炊飯開始ボタンを押したらあとはを待つだけです。



カボチャの簡単そぼろあんかけ


ご飯が炊けるのを待つ時間を利用して副菜のカボチャの簡単そぼろあんかけを作ります。

材料ははあんの鶏ひき肉 200g、あとは調味料だけです。

<作り方>

鍋に水1カップ、酒、みりん、醤油各大さじ1、鶏ひき肉を入れ、火にかけます。
ひき肉が団子にならないように菜箸などでかきまぜながら沸騰させ、途中で浮いてきたアクはできる範囲で取り除きます。




沸騰したらすりおろし生姜を入れ、水溶き片栗粉でトロミをつけて完成です。
鶏ひき肉から出汁がでるので出汁用の調味料はなくても充分美味しいのですが、コクが欲しい時は顆粒のチキンスープ、和風出汁などを活用します。

お好みでゴマ油を仕上げにいれると、中華あんかけっぽくもなります。
いろいろな野菜にかけて、バリエーションを楽しめますね。
しかも調理時間は5分弱でとても簡単です。

かぼちゃは薄味のお出汁で煮るのが本筋なのですが、今日は時短。
レンジアップするだけです。
ひと口大に切ったカボチャにラップをかけて柔らかくなるまで時間を調整しつつレンジします。

柔らかくなったら先ほどのあんをかけて出来上がり。
簡単なのに意外と本格的な味です。

さて、ご飯はそろそろでしょうか。
きのこと生姜の爽やかな香りがしてきました。





ピー!炊きあがりー!

10分ほど蒸らしたら、炊きあがったごはんを飯台に移します。
炊飯器の中で混ぜ合わせても良いのですが、どうしてもベチャッとした仕上がりになることがあります。
ご飯を飯台に移す方がほっこり混ざり、鮭もほどけやすくなります。

鮭ときのこと合わせて全体をサックリ混ぜていきます。
「秋の仲良しご飯」とでも名付けたいくらい鮭ときのこの相性は抜群です。

カボチャのそぼろあんを副菜にしていただきます。




この季節ならではの生鮭の柔らかな身としっとり炊きあがったきのこの絶妙な食感と味わい。 
カボチャもほっくりと甘く、あんがからんで馴染みます。

「美味しい〜!」

旬の食べ物は素材そのものの旨みが強く味が濃く感じます。
簡単調理であってもとても美味しくいただける懐の深さがあります。






今年の秋は例年よりゆっくり進んでくれましたが、これからは駆け足で冬へ向かって行きそうです。
日に日に朝晩の冷え込みが厳しくなりました。

とはいえ、これから新米も出てくるし、何より地元のワインもそろそろ瓶詰め作業が進んでいるはず。
短い秋ですがしっかりと楽しみたいと思います。

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