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〜北海道便り12月中旬〜冬将軍と真鱈ソテー

2021.12.16

初雪が降り、早速本気を出したかのような吹雪をもたらした冬将軍。
ただ、今年の冬将軍は怠け者らしく、その後は北海道らしからぬ暖かさ。
プラスの気温が続き20センチほど積もっていた雪が消え、有り難いような、怖いような、、、。

観測史上最も遅い根雪になりそうだ、とローカルテレビが伝えています。
こんな12月を過ごすのは自分自身も生まれて初めてのこと。
思っている以上に温暖化は深刻なのかもしれません。





とはいえスーパーに行けば冬らしい食材がならんでいました。

葉っぱがチリチリとしている寒締めほうれん草。
糖度が格段に違う濃い旨みがくせになります。

一年中出回るとはいえ、冬は格別な真鱈。
少し寝かせて甘みの増した玉ねぎ、じゃがいも。
どれも今ならではならの食材です。
あれこれと目移りしてしまい、なにを作るか決められないまま、ひとまず「万能ソース」は作り置きしておこうと決めました。

万能ソースは玉ねぎさえあればベースはできます。





簡単!万能ソース



<材料>
玉ねぎ 2個

<調味料>
料理酒  1カップ
醤油  1カップ
みりん  1/3カップ






<作り方>
玉ねぎはすりおろし(フードプロセッサー、ミキサーなどを使うと簡単)
調味料を鍋にいれ煮立たせます。
3〜4分煮つめたらもう出来上がりです。




オニオンソース、生姜焼きのタレ、ガーリックソース、洋風ソース、オニオンドレッシングにもなります!


このままオニオンソースとしてつかうのはもちろん、生姜をたっぷりいれたら生姜焼きのタレに、ニンニクをガッツリ入れたらガーリックソースになります。

料理酒をワインに変え、セロリ、ベイリーフなどをたせば洋風のソースにもなります。
お好みのビネガーとオイルをたせばオニオンドレッシングに早変わり。

多めに作り置きしても冷蔵庫で10日くらいは日持ちします。
どれもとても美味しいので是非お試し下さい。
このソースは以前とんかつ屋さんの板前さんから教えて頂き、すっかり我が家の味になりました。

ソースが出来上がったところで、玉ねぎの香りに誘われて真鱈のソテーが頭に浮かびました。
ならばソテー用にこの万能ソースを少しアレンジしたほうがよさそうです。




万能ソースを真鱈ソテー用のソースに

万能ソースに生姜2かけ、ニンニク1カケをすりおろして足してから火にかけ、ひと煮立ちしたら完成です。
風味豊かな和風ソースになりました。

真鱈のソテーをメインに、寒締めほうれん草とじゃがいもを簡単な調理で付け合せれば旬の一皿になりそうです。



真鱈のソテー万能ソース


真鱈は軽く塩コショウをしたら、小麦粉を軽く両面に振りオリーブオイルで焼いていきます。





両面うっすら焦げ目がついたらフライパンのへりからソースを絡めて出来上がり。
フライパンに残ったソースも真鱈のうえにたっぷりかけます。





玉ねぎと醤油の少し焦げた匂いか食欲をそそります。
温かいうちに「頂きます!」

まずはつけあわせの旬の野菜から。
フライにしたじゃがいもはカリッ、ホクッ。
とんでもなく美味しいフライドポテトを頂いている感じでしょうか。
塩加減もちょうどよく、思っていた通りビールによく合います。

寒締めほうれん草は甘みが強く、エグみはほとんどありません。

真鱈ソテーはソースを絡めて頂きます。
クセのないホロホロの白身に玉ねぎのこくと甘みが実に良いバランスで、ご飯にもお酒にもぴったりの一皿になりました。

真鱈の成魚は口が大きく、何でも食べる上に大食漢であることから「たらふく食べる」に「鱈腹」の字をあてることもあるそうです。
私もたらふく頂きました。

穏やかな気候は今週末まで。
冬囲いをされた公園の木々も拍子抜けのようですが、来週には寒波がやってくると天気予報が伝えています。
寒波に伴い雪もかなり降りそうです。
怠け者のままでは冬将軍の名がすたるのでしょう。
年末に向け暖かさの残るうちに大掃除を早めたほうが良さそうですね。

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