【おせち料理】「祝い肴三種」 田作り(ごまめ)のレシピ
2015.12.24
代表的なおせち料理「祝い肴三種」のひとつ、田作り(ごまめ)のレシピをご紹介します。
おせち料理の「祝い肴三種」
おせち料理には「祝い肴(いわいざかな)三種」または「三つ肴」といわれるものがあります。これは、おせち料理の中でも、特におせちに欠かせない代表的な料理のことです。
「黒豆・数の子・田作り(ごまめ)」の三種類がこれにあたり、三つそろえばおせちの体裁が整うといわれています。
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関東と関西で違う「祝い肴三種」
関東では、「黒豆・数の子・田作り(ごまめ)」が一般的なようですが、関西では黒豆か田作りがたたきごぼうに変わるなど、地方によって変わるそうです。
田作り(ごまめ)とは
田作り、またはごまめと呼ばれる魚は、カタクチイワシの稚魚を干したものです。
おせち料理 田作り(ごまめ)のいわれ
カタクチイワシは、田畑に肥料として撒いたことから田作りと呼ばれるようになったともいわれています。そのことから、田作りには五穀豊穣を願うという意味合いが込められています。
田作り(ごまめ)のレシピ
材料
- ごまめ…40g
- 砂糖…大さじ2
- 酒…大さじ1
- しょうゆ…大さじ1
- 白いりごま…適量
【A】
作り方
- フライパンを弱火で熱し、ごまめを入れて混ぜながらカリッとするまで2~3分空炒りする。火を止め、一度取りだす
- フライパンをきれいに拭いて【A】の調味料を入れ、弱火で煮立てる。とろみがついたら火を止め、1のごまめを加えて箸で混ぜてからめる
- 平らな器にクッキングペーパーを敷き、熱いうちに2を広げ、全体にごまを振って冷ます
まとめ
作る際は、熱いうちに広げて冷ますとごまめどうしがくっつかずに上手くいきます。
おせち料理の中でも代表的な田作り(ごまめ)は、ほろ苦い味でお酒にも合うので、ぜひ作ってみて下さい。
参考文献:
栗原はるみ(2013)「haru_mi 冬vol30」扶桑社