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マクロビとは? マクロビの基本的な考え方

2016.01.29
最近耳にすることも多いマクロビ、マクロビオティックとは、どんなものなのでしょう。
肉や魚を一切食べないストイックな食事方法をイメージしがちですが、実際は日本人に合った伝統的な食事を通して、健康的に暮らすことを目的としています。

今回はマクロビオティックについて、基本的な考え方などをご紹介します。
 
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マクロビオティックとは

マクロビオティックとは、日本の伝統的な食事を基本とした食養法です。自然と調和した食を通して、体も心も健康的になるライフスタイルを提案しているものです。

マクロビオティックの創始者

マクロビオティックの創始者は、明治生まれの食養家・桜沢如一(さくらざわゆきかず)さん。病弱だった幼少期に、明治時代の軍医・石塚左玄氏が記した「食養生論」と出会い、自らの体質を改善したことをきっかけにマクロビオティックを確立しました。

その考え方は、当時は国内より海外で高く評価され、今は逆輸入するかたちで日本でも人気を集めています。

伝統的な日本食

マクロビオティックで理想とされているのは、日本の伝統的な食事です。
マクロビオティックの献立は、玄米とみそ汁、それに海藻や大豆、旬の野菜を使ったおかずが基本です。難しく考える必要はなく、日本人が昔から食べてきた家庭料理が原点です。

マクロビオティック 3つの基本の考え方

「陰陽」と「中庸(ちゅうよう)」

【陰陽】
「陰陽」とは、あらゆる物事には「陰」と「陽」の正反対な力が働き、お互いを助け合いながら成り立っているという古代中国の思想です。

それを食材に当てはめると、暑い地域や夏に収穫されるものは陰性の食材で、体を冷やす作用があります。陽性の食材は、寒い地域や冬に収穫され、体を温める特徴があります。
 
【中庸】
「中庸」とは、陰陽のバランスがいい状態のことです。マクロビオティックでは体を「中庸」の状態に保つことを大切にします。

中庸に当たる食材は、マクロビオティックで主食になる玄米などの穀物や、根菜、豆類です。
 

一物全体(いちぶつぜんたい)

一物全体とは、自然の恵みを残さずに丸ごといただくという意味です。命あるものはそれひとつのなかで調和が保たれていて、全てをいただく「全体食」が、バランスよく栄養を摂る食べ方だという考え方です。

マクロビオティックの主食となる玄米も、精米せず、表皮やぬか、胚芽も含めて食べるという考え方に基づいています。野菜もなるべく皮付きのまままるごと調理します。
 

身土不二(しんどふじ)

身土不二とは、暮らしている土地の、旬のものをたべることです。

【暮らしている土地の食べ物】
体(身)と環境(土)には密接な関係があります。熱帯のフルーツには体を冷やす作用があるので、寒い地域に暮らす人が食べ過ぎると冷えてしまいます。健康に暮らしていくには、その土地、その季節に合った食べ物を摂ることが大切です。
 
【旬の食べ物】
旬のものは、おいしくて栄養価も高いです。冬は体を温める野菜、夏は体を冷やす野菜が収穫されるので、その自然のルールに合わせた食事が最適です。季節の恵みに感謝して食べるのも大切です。

まとめ

マクロビオティックは日本の昔ながらの家庭料理を基本とした食事法です。難しく考えたり、禁欲的にルールを決めたりしなくても大丈夫です。食事をおいしく食べて、日々健康に楽しく過ごせる知恵として、ぜひ取り入れてみて下さい。
 
 
参考文献:チャヤ マクロビオティックス監修『やさしくはじめるマクロビオティック入門』株式会社マイナビ

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