新米をたのしみたい 1 | マルチピュアジャパン浄水器

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新米をたのしみたい 1

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新米の季節


日本のごはんがおいしい季節になりました。

普段はこれといったこだわりもなく、目に付いた銘柄を適当に買い求めているような私にとっても、この時期のお米のパッケージに貼られた“新米”の文字はとても魅力的で、訳もわからず心躍ってしまいます。

表記のルールとしては、その年に収穫され、なおかつ12月31日までに精米されたものについて“新米”のラベルが貼られるそうですが、出荷の時期は産地や品種によってもさまざまで、早いものでは9月から、遅いものは11月を過ぎてからようやく店頭に並びます。

秋から冬へと移り変わるこの時期はつまり、日本各地の今年の新米のラインナップが出揃う、文字通りの豊穣の時期ということです。

せっかくならこの絶好のタイミングでいろいろな品種を食べ比べてみて、それぞれの特徴や違いを感じたり、お気に入りの品種を選んだりして新米を堪能してみたいと思い立ちまして、今回、自宅から少し離れたところにあるお米専門店へと伺ってみました。

店頭には“新米”のポップが輝かしい各産地の銘柄が所狭しと立ち並び、どれかを選ぼうにもあまりの種類の豊富さに目移りするばかりだったので、お店の方に食べ比べをしてみたい旨をお伝えし、それぞれ方向性の違う3種の銘柄を見繕っていただきました。

さっそくその3種を試してみようと思ったのですが、選んでくれたお店の方が仰った最初の言葉が胸に引っかかってしまいました。

丁寧に対応してくれたお店の方は、お米を選びはじめる前にこう言ったのです。

「まあ土鍋で炊くのなら、どれもこれも間違いないのですが、、、」

はじめて土鍋で炊いてみる


土鍋で炊くごはんがおいしいという話はこれまでにも何度か“炊飯は土鍋派”の人から聞いたことがありました。コツさえ掴めば案外簡単で、炊き上がりのお米が立って食感がよく、おこげができるのもうれしい、とか。

しかし簡単とはいえ炊飯器に比べればやはり幾らかの手間がかかるだろうし、そもそも近年の炊飯器は性能も高く、これまで何ら不満を感じないくらいには安定しておいしいし、早炊きや保温の機能などの利便性からも自分は“炊飯器で十分派”に甘んじていました。


土鍋で炊くのなら間違いない、というお米のプロの言葉にガツンとやられつつも、なにしろこれまで自宅での土鍋炊飯は未体験です。果たして自分でもうまく炊けるのでしょうか。

そこで3種類の新米を比べる前に、まずは炊飯方法による違いを試してみる、土鍋と炊飯器でそれぞれ同じお米を炊いてみることにしました。

使用したお米は実家からのお裾分けの新潟の高地米の新米です。これもこの時期毎年たのしみにしているとてもおいしいお米です。それぞれ1合を研いだ後、30分浸水させました。炊飯器の方は通常セットして炊飯開始。

土鍋の方は水量200mlにしてお米と一緒に沸騰するまで強火、沸騰したら一旦火を止めて蓋を開け落ち着かせてから、再び弱火で10分ほど加熱、水蒸気が出なくなったら火を止めて10分そのまま蒸らす、というやり方で炊飯しました。調べたところ、土鍋での炊き方は他にもいろいろなやり方があるようです。

どちらもだいたい同じタイミングで炊き上がりました。

炊飯器の炊き上がり。立ち昇る湯気が食欲をそそります。

土鍋の炊き上がり。こちらは湯気に加えて香ばしい香りが漂います。

なによりもまず今年も新米をいただけることに感謝しつつ、さっそく実食。

ちなみに筆者はごはんはもちろんパンも麺類も好きですが、味覚に関して残念ながら“大味”であることをあらかじめご了承ください。

その上で、はじめての自宅土鍋ごはんは予想以上にちゃんと炊けまして、お米の粒立ちもよく十分においしかったですが、おこげ周りが少し固かったです。浸水時間が短かったか、火加減か、蒸らしの時間が短かったか、いずれにせよいくつか改善点がありそう。点数にすると65点でしょうか。

一方で炊飯器の方は、均一でありながらひと粒ひと粒のお米の食感も感じられる安定のおいしさでした。普段から食べ慣れていることもあって、80点。

ということで比較してしまうと現況では残念ながら、炊飯器を使ったほうが明らかにおいしく炊き上がりました。が、それでも香ばしい香りやお米の風味の濃さはどうも土鍋の方が引き出してくれているように感じます。

つまるところ、この結果を持ってどちらかをジャッジするにはまだ私の土鍋炊飯自体が未熟すぎる、ということです。決めてしまうのは惜しい、いま一度土鍋での炊飯をリベンジしたい。

また、恥ずかしながらこの段階でようやく、同じ土鍋であっても用途によって深さや蓋などいろいろな形があることを知りました。シンプルで奥が深い、土鍋のごはんの世界にふつふつと興味が沸いてきました。

そんなわけで3種類の銘柄食べ比べには未だ届かず、次回、土鍋ごはん炊飯リベンジです。

続きは<新米をたのしみたい 2(中編)>をご覧ください。