ひな祭りをお祝いする代表的な料理
2016.03.03
ひな祭りとは
3月3日は桃の節句、ひな祭りです。ひな人形を飾り、女の子の健康と幸せを願います。もともとは平安時代の厄除けと人形遊びがもとになっているといわれています。
今回は、ひな祭りをお祝いする代表的な料理をご紹介します。
ひな祭りの代表的な料理
ちらし寿司
彩り鮮やかで華やかな席にぴったりなちらし寿司。合わせ酢で調味したご飯の上にお好みの具をちらします。普通の酢飯もおいしいですが、玄米ご飯で作ってもおいしいです。
はまぐりのお吸い物
ひな祭りが近づくとスーパーでもよく見かけるはまぐり。砂抜きに3時間ほどかかるので、前日に買っておいてもいいかもしれません。はまぐりは煮すぎるとかたくなるので、開いた順からお椀に取り出しておくとよいです。
菱餅(ひしもち)
赤・白・緑の餅を三段重ねにしてひし形に整えたものです。
赤はクチナシ、緑はヨモギで色づけします。
赤は「桃」を、白は「残雪」を、緑は「大地」や「若草」を表していて、春の訪れを感じさせてくれる色合いになっています。
白酒
蒸した米やもち米に米ぬかを加えて焼酎のなかで熟成させ、その後すりつぶしたものです。
お子さんにはノンアルコールの甘酒を用意すると、家族みんなで楽しめます。
ひなあられ
桃・緑・黄・白の4色がそれぞれ四季を表しています。「四季を通じて娘が幸せでありますように」という願いが込められているそうです。
ひなあられの作り方
- 包丁で餅を5mmほどに細かく切る
- 餅を天日干しにする
- 150℃の油でうすく色がつくまで揚げる
- 鍋に水大さじ1、砂糖大さじ1、食紅耳かき1杯を入れ、弱火でとろみがつくまでかきまぜて、揚げた餅の1/3を入れて色づけする
- 他の色の食紅を使って4を同様に繰り返す
まとめ
女の子の健康と幸せを願うひな祭り。1年に1度のお祝いの日に、ぜひちらし寿司やはまぐりのお吸い物を作って、華やかな食卓を囲んでください。
参考文献:広田千悦子(2004)「おうちで楽しむにほんの行事」技術評論社