神社参拝の作法・マナー
2017.01.04
神社参拝の作法・マナー
初詣などで神社に行くときは、参拝のマナーにも気をつけたいものです。
今回は、手水、お賽銭、拝礼など、基本的な参拝の作法を順にご紹介します。
神社への参拝の意義
神社への参拝は、神社に鎮まる神々に対して、日頃の感謝と敬意を示す挨拶をしに行くことです。
神社参拝のときの服装
神道、神社では清潔を重んじるので、神社参拝の際は清潔な服装が基本です。
神様に挨拶する気持ちを服装でもあらわすため、ラフすぎる服装は避けた方がよいです。
御祈祷、拝殿での正式参拝を申し込んだときは、帽子やマフラー、コートを脱ぎ、衣服を整えてください。神社によってはスーツの着用が必要な場合もあります。
鳥居をくぐるとき
鳥居は神様の世界への入り口とされています。
鳥居をくぐるときは十五度程度の一礼をしてから入りましょう。
参拝が終わって帰るときも、同様に一礼してください。
手水の作法
参拝の前に手水舎(てみずや・てみずしゃ・ちょうずやなどと読みます)で手や口をすすいで、体と心を洗い清めます。
- 右手で柄杓を持ち、水を汲み、左手に水をかけてすすぎ清める
- 柄杓を左手に持ちかえて、今度は右手をすすぎ清める
- 再び柄杓を右手に持ちかえて、左手で水を受け、その水を口に含んで口のなかをすすぎ清める
- 柄杓を立て、柄杓に残った水(または再び汲んだ水)で柄杓の柄の部分を洗い流す
- 柄杓を伏せて元に戻す
お賽銭の作法
賽銭を入れるときは投げないでそっと入れてください。お賽銭の金額は参拝者の心持ちで決めます。
お賽銭を入れた後、紐を引いて鈴を鳴らします。
拝礼の作法
拝礼の一般的な作法は「二拝・二拍手・一拝」です。
- 御神前に進んだら、まず姿勢を正す
- 【二拝】背中を平らにし、腰を90度に曲げて、深いおじぎを二度する
- 【二拍手】胸の高さで両手を合わせて、祈りを込めて手を二回打つ。そのとき、両手は肩幅くらいに開き、右手の指先は少し下にずらして打つ。手を打ったあとは、指先を元通りそろえる
- 【一拝】もう一度深くおじぎする
まとめ
神社参拝の作法を知っておくと、たまに参拝する際も困らずに済みます。
挨拶の作法のひとつとして覚えておくと、初詣や正式参拝のときに役立つので、ぜひ参考にしてみて下さい。
参考文献:藤本頼生(2014)『神社と神様がよ~くわかる本』株式会社秀和システム