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お彼岸はいつ? お彼岸の由来とぼたもち・おはぎレシピ

2016.03.16

お彼岸の由来とぼたもち・おはぎレシピ

「暑さ寒さも彼岸まで」と言われます。

年2回、春と秋にあるお彼岸の時期や、お墓参り、お供えのぼたもちレシピになどをご紹介します。

お彼岸はいつ?

お彼岸は年2回、春彼岸と秋彼岸があります。

 

【春】春分の日(3月21日頃)と、春分の日を中日とした前後3日間、計7日間

【秋】秋分の日(9月23日頃)と、秋分の日を中日とした前後3日間、計7日間

お彼岸にお墓参りする理由

春分の日と秋分の日は太陽が真西に沈みます。仏教ではあの世(彼岸)は西にあり、この時期は彼岸(あの世)が近くなると考えられています。このことから、お彼岸に先祖を供養する習慣ができたといわれています。

太陽が真西に沈むお彼岸

お彼岸は日本だけの風習

お彼岸にお墓参りをするのは、仏教徒が多い国の中でも日本だけです。

四季の移り変わりのある日本では、春の種蒔きや秋の収穫などの自然に対する感謝と、先祖への感謝が結びついた行事として根付いています。

お彼岸のお墓参り

お彼岸には、先祖に感謝の気持ちを込めてお墓参りをします。

宗教や地域によってお墓参りの作法も変わります。一般的には、本堂へお参りした後、お墓のまわりの掃除をして、線香やお花、お供え物をしてからお参りします。お供え物は持ち帰って下さい。

お墓参りをするお彼岸

お彼岸のお供え ぼたもち・おはぎ

お彼岸にはぼたもち(おはぎ)を作り、お供えする風習があります。ぼたもちに使われる小豆の赤い色には、災難などから身を守るおまじないの効果があると信じられ、古くから邪気を払う食べ物とされていました。それが先祖の供養と結びつき、今に伝わっています。

「ぼたもち・おはぎ」のいろいろな呼び名

お彼岸のお供えに作るぼたもち・おはぎですが、呼び名が違うだけで、基本的には同じ食べ物です。地域によっては、こしあんのものを「ぼたもち」、粒あんのものを「おはぎ」というところもあるようですが、それぞれその季節に咲く花にちなんで呼ばれているようです。

ぼたもち

春は牡丹が咲くから「牡丹餅(ぼたもち)」と呼びます。

ボタンの季節の春のお彼岸
 

おはぎ

秋は萩が咲くから「お萩(おはぎ)」と呼びます。

萩の季節の秋のお彼岸
 

ちなみに、夏は「夜船(よふね)」、冬は「北窓(きたまど)」とも呼び、いろいろな呼び名で親しまれています。

簡単ぼたもちレシピ

お彼岸に食べるぼたもちレシピ

材料(12個分)

  • もち米…1カップ
  • 水…1カップ
  • 粒あん(お好みでうぐいすあん)…300g
  •  

    作り方

    • もち米をとぎ、水に浸けて5~6時間おいておく
    • 1に水を加えて炊き、15分蒸す
    • 2をすりこぎでつぶす
    • 熱いうちに手水をつけて俵型にする
    • あんで4を包む。(あん1個分をラップにひろげて4をのせ、包んでもいい)

まとめ

お彼岸は先祖を供養し感謝する日本独自の行事です。

お墓が遠方にある方は、お香やお線香をたいたり、家族でぼたもちを食べたりと、できる範囲で大切な人を思い起こす時間を作るのもいいかもしれません。

 
 

参考文献:広田千悦子(2004)「おうちで楽しむにほんの行事」技術評論社

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