お歳暮のマナーとお礼状例文
2015.12.15
お歳暮は、季節のあいさつとして日頃お世話になっている方に贈るものです。
感謝の気持ちを込め、またこれからもよろしくお願いしますという気持ちをこめて贈りましょう。
感謝の気持ちを込め、またこれからもよろしくお願いしますという気持ちをこめて贈りましょう。
お歳暮を贈る相手
お歳暮は、必ず贈らなければならないというルールはありませんが、いつもお世話になっている方や親しい友人などに感謝の意を表すよい機会です。
自分と相手の間柄を考慮して、贈る相手を決めて下さい。
一般的なお歳暮の贈り先
- 会社関係、上司
- 両親、義父母
- 仲人
- 親類
- 子どものお稽古ごとの先生
- 日頃お世話になっている友人、知人
また、お中元を贈った相手にはお歳暮も贈るのが一般的です。どちらかだけにしたい場合はお歳暮を贈りましょう。
お歳暮を贈るタイミング
お歳暮を贈るタイミングは、11月末から12月中旬までとなっています。
遅れてしまったときは、のしの表書きを「寒中お見舞い」「御年賀」などに変えて贈るといいでしょう。
相手の方が喪中の場合
相手の方が喪中の場合でも、お歳暮を贈ることに問題はありません。ただ、不幸があってから間もない場合は、相手の気持ちも考慮して、贈る時期を遅らせるのがよいでしょう。その場合は、お歳暮を「寒中お見舞い」として贈って下さい。
お世話になった年のみ贈る場合
お歳暮は一般的に、毎年継続して贈るものです。お世話になった年だけに贈る場合は表書きを「粗品」か「御礼」とします。
お歳暮のお礼状のマナー
お礼状は、感謝の気持ちを伝えるのももちろんですが、相手の方にお歳暮がきちんと届いたことを知らせる役割もあります。
お歳暮をいただいたら、なるべく早くお礼状を出しましょう。
正式にはお礼状を出すのがマナーですが、親しい間柄なら電話でお礼を伝えるのもよいです。
年賀状を出す時期が近いですが、ついでに済ませてしまうのは失礼にあたるのでやめましょう。
お歳暮のお礼状の書き方 例文
お歳暮のお礼状の基本的な構成と例文です。
例文を参考に、自分らしい言葉で感謝の気持ちを伝えられるとより良いです。
季節の挨拶(書き出しは行を変え一文字下げる)
- 師走、寒冷、初冬、明冷(「~の候」「~のみぎり」「~の折」のいずれかを繋げる)
相手の安否を気遣う
- 皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
お礼の気持ちを述べる
- 平素は何かとお気遣いを頂きありがたく厚くお礼申し上げます。
この度はお歳暮の品をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
家族ともども大変喜んでおります。
相手の健康を気遣う
- 時節柄、ご自愛のうえ、よいお年をお迎えくださいますよう、お祈りいたします。
結びの言葉
- とりあえずお礼かたがたご挨拶申し上げます。
- 略儀ながら、書中にて御礼申し上げます。
まとめ
お歳暮はお世話になっている方に日頃の感謝を伝えるよい機会です。
マナーを守って、大切な方々と親交を深めていって下さい。
参考図書:現代レター研究会「お礼・祝いのお手紙マナー&文例集」株式会社法研(2008)