アレルギー症状があるときの病院のかかり方
アレルギーの症状が出ているけれど、何科にかかればいいか、よく分からないときもあります。
今回は、アレルギー症状があるときの病院のかかり方、医師との関わり方についてお話します。
アレルギー専門医を選ぼう
咳、皮膚炎、鼻水…。
アレルギーは症状がさまざまなので、どこの科を受診すればいいか迷ってしまうこともあります。
そんなときは、まずそれぞれの科のアレルギーを専門としている医師にかかるのが一番です。
小児科や内科の場合は、全身の症状を診る訓練をしていることが多いので、目や鼻の相談をしてみるのもひとつの方法です。
相談しやすい医師を選ぼう
治療は長期間にわたることが多いです。
きちんと話を聞いてくれる医師を選びましょう。
いろいろと出てくる心配事を相談したときに、丁寧に答えてくれると、こちらも心強いです。
ただ薬を処方するだけでなく、治療方針や薬の説明がきちんと受けられるところを探してみて下さい。
日誌を書く習慣をつけよう
アレルギーの治療は、日々の生活と密接に関わっています。
家族や本人からの情報は、アレルギーの原因を推測する上でとても大切。
変化があった際は、記録をとっておくと役立ちます。
例えば、「湿疹ができたときの食事内容」、「猫に触ったら悪化した」、「旅館の布団で咳が止まらなくなった」、などです。
ぜひ書き留める習慣をつけて、生活の改善や医師との相談の際に活用して下さい。
治療は共同作業
アレルギーは一人ひとり、症状がさまざま。
ひとつの方法で全員が良くなるというわけではありません。
医師と相談しながら、自分に合った治療法を見つけていきましょう。
また、医師はアドバイスをしてくれますが、日々の治療を実践していくのはその人自身。
家族の協力や自分の心がけも大切です。
治療は、「医療機関、家族、自分」の共同作業ととらえ、協力し合う関係性をつくっていきましょう。
参考文献:アレルギーネットワーク編(2000)『アレルギーの快適生活』風媒社