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水について

浄水器のある夏の暮らし 1

2021.08.23

夏のお水の話


夏は水分補給はもとより、料理において登場する回数の増える冷たい麺類の茹で上げから仕上げの流水や、かき氷やお飲み物に使う氷に至るまで、実にさまざまなシーンで水を使うことが増える季節です。

私たちの健康に欠かすことのできない大切な水。そしてその水の安心をご家庭やお店でしっかり守る浄水器。

今回はお水についてのごく一般的なことから、ちょっと専門的ではあるけれど知っておいていただきたいこと、さらには夏の間のお水に関するちょっとしたコツや裏話まで幅広くざっくばらんに、マルチピュアジャパン代表取締役社長の高橋からお話させていただきます。



水は人の身体そのもの


わたしたちの体は約70%が水で出来ていて、汗や尿のほか、ただ呼吸をするだけでも常に水分は体外に出ていき、体重1kgに対して50ccを目安として、おおまかに約3ℓくらいが1日に必要な水分量となります。

そのうちの半分くらいは食事から賄っていて、それとは別に1日に300ccくらいは代謝水という形で体内で水分が作られていますが、それでも残りの1.2ℓくらいの量の水分をわたしたちは毎日補給していかなければなりません。

そうやって常に新しい水が体の中を循環していきながら体を維持しているという意味では、水がまさに人間の体、健康そのものを支えていると言っていいかと思います。



限りなく自然の状態に近い水


今、世の中ではペットボトルのものから、浄水器のもの、ウォーターサーバーなどいろいろな水が販売されていまして、例えば電気で分解して水素量を増やしているものがあったり、逆浸透膜装置を使って水の中のミネラルまでを全部取ってしまって純水にするようなものもあったりとその内容も実にさまざまです。

ー多種多様ある中で私たちはどんな水を選んでいけばよいのか。

さまざまな考え方があると思いますが、私は「よい水」というのは「限りなく自然の状態に近い水」でありたいと考えています。

マルチピュアの浄水器は、水の中のミネラルはそのまま通過をさせて、不純物などだけをしっかり取り除きます。
つまりお水を自然の状態に、ピュアな天然の状態に戻してあげることができる浄水器なんです。

水に関する商品説明によく出てくる言葉として「純水」というのがありまして、響きからするとなんとなくピュアなお水というイメージを持たれるかと思いますが、この純水というのはもともとあったミネラルまでも取り除いてしまった状態の水のことで、これを体に入れると単にミネラルが摂取できないばかりか、体の中のミネラルが逆に体外に出てしまう、ということが起こります。



硬水と軟水


水の種類として硬水、軟水という名前を聞いたことがあるかと思います。

軟水はカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなどといったミネラル成分が少ない水のことで、硬水は逆にそれらが多い水のことです。

日本のお水は軟水です。

日本の料理はお出汁文化と言われたりしますが、これはそもそも日本のお水がお出汁を、ミネラルを抽出するのに適したお水であったということです。

つまり、軟水というのは水の中のミネラルの量が少ないので、そのぶんミネラルを受け入れるためのスペースがいっぱい空いているんです。

例えばその水を使って昆布を入れると、昆布の中のミネラル成分、いわゆるうまみを水の中に引っ張り出す力が硬水に比べて強くなります。

逆に、ヨーロッパなど硬水の国々では、ミネラルが多い=抽出力があまりないことを利用して、お肉の煮込みなど食材の旨味を中に閉じ込める料理が多かったりします。

先ほどお話した逆浸透膜装置でつくられた純水というのは水の中にミネラルが入っておらず抽出力が強いため、そのままだと体の中のミネラルが逆に外に出ていってしまう。

そのため、それらの水は純水を作ったあとに粉末のミネラルを添加するなどしてからボトリングされているものがほとんどです。
そういう意味ではとても人工的なお水といえます。

もともと日本のお水はミネラルバランスの優れた軟水のお水だから、そのいいバランスは残したままで不純物だけをしっかり取り除くことで、本来の日本の食生活、日本人の身体に合ったお水になります。

そういった理由で、病気の治療ためであるなど特別な事情を除けば、健康な小さなお子さんだったり、健康な大人が日々飲む水というのは、ミネラルなどの偏りのない、不純物だけをしっかり取り除いた、限りなく天然の状態に近いものを飲むのが一番良いのではないかと考えております。



水分補給のタイミング


水分補給はいっぺんに500㏄のペットボトルを一気飲みをしても、体が吸収しきれません。
よく言われるのは少しずつ、200㏄ずつくらいを6~7回に分けて飲むのがいいそうです。

ご自分の中で飲むタイミングを決めておくと良く、一番身体が脱水しているのは朝起きたときなので、朝いちばんのコップ1杯の水は大事な1杯になります。

あとは、食事の前後、それからお風呂に入る前後、それに寝る前。それだけ心がけておくと6杯~7杯、一日に必要な水は充分摂取できます。

特に夏場はそういった水分補給を意識的に習慣化されるとよいと思います。



暑い国では常温の水が一般的


しかも水分補給はあまり冷たくない水のほうがが実は体にいいんです。
冷蔵庫に入れている冷えたお水はなかなか体に吸収されなかったり、消化力を落としてしまったりすることがあります。

インドネシアやタイなど日本よりさらに高温多湿な国々では、冷たいペットボトルの水があまり飲まれません。
それはそれらの国々で「冷たい水を飲むと体の具合が悪くなる」というのが昔から常識となっているからです。

例えばウォーターサーバーは日本で冷たい水とお湯が出ますが、暑い国々で販売されているウォーターサーバーは常温だけが出てくるものがごく一般的です。

適切に水分をとるためには冷たいものよりも常温のものというのが、暑い地域に住む人々の知恵として定着しているということです。

運動などで火照った体を冷やしたい場合であるとか、そういったいくつかのシチュエーションでは冷たい水も効果がありますが、日々家の中に居てエアコンがついているといった状況下では、水分補給は常温で少しずつとっていくのがいいかと思います。

適切な量を、適切な方法でとる。当たり前のようにやっている方もいらっしゃるかと思いますが、こういった基本的なことが日々の健康管理にはとても重要なことです。

<浄水器のある夏の暮らし 2>へ続く

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