鏡開きの由来とかんたんお汁粉レシピ
2016.01.11
お正月におもちをたくさん食べた方も、鏡開きの日はぜひおもちを食べて、一家の円満を願いましょう。
今回は、鏡開きの由来と鏡餅を使ったおしるこのレシピを紹介します。
【その他のお餅レシピはこちら】
今回は、鏡開きの由来と鏡餅を使ったおしるこのレシピを紹介します。
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鏡餅の名前の由来は?
丸く平らな形が鏡と似ていることから「鏡餅」と名前がついたといわれています。
鏡開きとは
お供えとして玄関などに飾っていた鏡餅をみんなで食べる行事です。
その年一年の無病息災や一家円満などを願って行われます。
鏡開きの日はいつ?
一般的に1月11日が鏡開きの日とされていますが、その年の土日祝日の関係や、地域によって異なることがあります。
鏡開きのマナー
鏡餅を刃物で切らない
鏡餅は包丁などの刃物で切ってはいけません。木槌か金槌で叩いて「開く」という表現を使うのが通例になっています。
鏡餅を叩いて開く理由は諸説あります。
ひとつは、鏡餅の風習はもともと武士の間で行われていて、刃物で「切る」という表現が切腹を連想させて嫌われていたことがあるようです。
もうひとつは、鏡餅のなかに年神様が宿っているため、刃物を避け、「開く」という縁起のいい表現を使い、神様との縁を切らないようにという気持ちからだそうです。
鏡餅は残さず食べる
鏡餅には神様が宿っているとされ、すべて残さずに食べることも大切です。細かく砕けた鏡餅の断片も、捨てずにおしるこなどに入れて食べましょう。
鏡餅が割れない場合
あまり乾燥していなくて鏡餅が割れにくい場合は、オーブントースターや電子レンジで少し水分を飛ばすとよいです。
鏡餅の保存
一度に食べきれない場合は、冷凍保存も可能です。
磯部もちやグラタン、ピザなどにも活用できます。
鏡餅のかんたん即席おしるこレシピ
材料(4人前)
- 鏡餅…適宜
- 粒あん…1缶
- 水…粒あんと同量
- 塩…少々
作り方
- 鏡餅はよく洗って水に浸けておく
- 鍋に粒あんと同量の水を入れて火にかける。粒あんをつぶしながら混ぜ、煮立ったら塩ひとつまみを加えて味をととのえる
- 耐熱容器に餅を入れ、ラップをかけて電子レンジで100g1分を目安に加熱する。餅が膨れ上がる手前でストップするのがコツです。
- 餅を水でぬらした箸でちぎり、あんの入った鍋に入れてひと煮立ちさせ、完成
まとめ
年神様が宿るとされる鏡餅を食べて、今年一年の無病息災や一家円満などを願いましょう。
参考文献:
中西利恵監修(2005)「和の暮らしが楽しい!おうち歳時記」成美堂出版
広田千悦子(2004)「おうちで楽しむにほんの行事」技術評論社