薬に頼らず花粉症の症状を和らげよう
いまや日本人の20%が花粉症と言われ、最近は子供の発症も増えています。
花粉症は、生活習慣の影響を受けるため、日ごろのちょっとした工夫と努力で、その症状を和らげることが可能です。
今回は、薬に頼らず、花粉症の症状を和らげるコツをご紹介します。
花粉がつきにくい衣服を身につける
衣類についた花粉は、外出後にそのまま家に入り込んでしまうのでやっかいです。
できるだけ花粉がつきにくい衣服を身につけましょう。
衣服は、フワフワモコモコした素材より、つるつるサラサラした素材の方が、花粉がつきません。また、デニム生地も花粉がつきにくく、ついても簡単に落ちやすいのでおすすめです。
花粉は静電気でも寄ってきます。衣服に静電気防止スプレーをしておくと、一層効果的です。
花粉の時期のヘアケア対策
ヘアスタイルはコンパクトに
花粉の時期のヘアスタイルは、まとめ髪をおすすめします。
髪の毛はこすれるだけで静電気が起こり、花粉を引き寄せてしまうので、長い髪の人は、束ねた方が花粉がつきにくくなります。
ポニーテールや、アップスタイルなど、なるべくコンパクトにまとめるのがコツです。
帽子をかぶるのも効果的
外出するときは帽子をかぶることもおすすめです。
つばの広い帽子の方が、花粉をガードできてよいです。
毎日髪を洗う
毎日洗髪をして、ついてしまった花粉やホコリを落とすのも大切です。寝るときに、寝具に花粉を持ちこむことも避けられるので、きちんと花粉を落とす習慣として、お風呂に入ることは有効です。
食べ物で体質改善
花粉症はアレルギーの一種なので、体の内側から働きかけ、体質改善していくことも大切です。
食生活に気を遣うことで、花粉症を軽減させましょう。
花粉症に効く食べ物
緑茶
緑茶に含まれるカテキンやカフェインには、アレルギー症状を引き起こす肥満細胞の働きを直接抑える作用があります。効果を引き出すには1日10杯(約2リットル)が理想とされていますが、一気に大量に飲むより、こまめに飲む方が安定的に働くので、普段から飲み続けることが大事です。
シソ
近年、シソの実や葉から抽出したエキスに抗アレルギー作用があることがわかってきました。シソの葉を、1日6~10枚、生で食べるのが効果的です。青シソと赤シソでは、赤シソの方が、ポリフェノールが多く含まれていておすすめです。生で食べるのが難しい場合は、シソジュースにして飲むのもよいです。
シソジュースのレシピ
- シソの葉400gを沸騰した湯2リットルで10分煮る。煮たシソは取りだす
- 鍋に砂糖500gを入れる
- 火を止め、クエン酸30gを入れる
- 自然に冷まし、清潔な容器で保存する
飲むときは、水などで好みの濃さに割って飲んでください。
まとめ
花粉症はアレルギーの一種です。あらわれる症状や発症時期も人それぞれで異なります。
自分に合う対策を見つけて、上手に花粉症の時期を乗り切りましょう。
参考文献:福田千晶監修(2013)「これでスッキリ 花粉症がみるみるよくなる62の対策」日東書院