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アレルギー性皮膚炎・アトピー性皮膚炎にやさしい衣服を選ぼう

2015.09.03

アレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎の症状があるときは、衣服による少しの刺激もつらいものです。なるべく快適に過ごせるように、肌にやさしい衣服を選びましょう。

買った衣服は必ず洗ってから着る

買ったばかりの服はのりづけされている場合があるので、家で一度洗濯してから着用して下さい。洗濯で余計な付着物を落とすことで、肌への負担をやわらげます。

衣服の素材について

繊維そのものがアレルギー性皮膚炎やアトピー性皮膚炎の原因になることはまれですが、肌にやさしく着心地がいいものを選びましょう。合成繊維は汗を吸いにくく、ムレからかゆみをおこすことがあります。

天然繊維は、吸湿性に優れているものが多く、肌にやさしい繊維です。しかし、麻は通気性があるけれど肌ざわりが悪い、羊毛はチクチクするなどの問題もあります。天然繊維の中では、肌ざわりがよく吸湿性のいい綿が、敏感な肌に最適です。

衣服の選び方

できるだけ刺激の少ない衣服を選ぶ6つのポイントをご紹介します。

  • 肌着はできるだけ綿製品を選ぶ
  • 繊維の太いものや固いものは直接肌に触れないようにする
  • 粗悪なレース、縫い目の始末が悪いものは避ける
  • 化学物質などのいやなにおいがするものは避ける
  • 極端に白いものは蛍光染料を多く使用している可能性があるため、避ける
  • 購入する際は表示を確認する

 

一般に、衣料の表示は繊維の組成や取扱いの注意に関するものです。肌への刺激になる加工処理剤については表示義務がありません。見分けにくいですが、なるべく○○加工などと表示されているものは避けましょう。「蛍光染料不使用」などのメリットを表示している場合もあるので、表示を確認してみて下さい。

肌着の選び方

肌着は最初に肌に触れるもの。汗や皮脂を吸収して、皮膚を清潔に保つ役割があるので、汚れを吸いとりやすいものを選びましょう。綿メリヤス製品は合成繊維製品に比べて、約3倍汚れを吸いとりやすく、肌着に最適です。肌ざわりがよく加工が少ないもの、生成りや無漂白のものを選びましょう。

外側に着用する衣服(外衣)の選び方

肌着と比べ、使用する加工剤の種類が増える外衣は、科学的刺激による皮膚障害が起こりやすいです。症状が発生しやすいのは、女性用の上着、ドレス類、セーター、ブラウスなどです。できるだけ綿などの肌にやさしい素材を選んで下さい。症状を予防するために、肌着を着用して、外衣がじかに肌に触れないように注意してください。購入したら一度洗濯すること、汚れたらすぐに洗濯することも大切です。

帽子の選び方

子どもは帽子をかぶる機会も多いと思います。帽子には、頭を覆うところとつばの境目に、リボンが入っている場合があります。

このリボンの多くはポリ塩化ビニール製で、ぴったりと頭に密着するので、かゆみや炎症が起きることもあります。対策として、リボンが綿(グログランリボン)のものを選ぶか、市販されている綿のリボンに取り換えます。
幼児用の帽子は簡単に作れるので、タオルや綿布で手作りしても良いです。

シンプルで着心地のいいものを

衣服は体温調節や体の保護を担い、第二の皮膚ともいわれています。いつも肌に触れているものだからこそ、やさしい素材を選びましょう。動きやすく着心地がいい服を着て、快適に毎日を過ごして下さい。

 
 

参考文献:アレルギーネットワーク編(2000)『アレルギーの快適生活』風媒社

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