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あの素晴らしい透明な氷をさらに求めて

2020.09.25

自宅で気軽に“おうちBAR”を楽しむうち、次第にこだわりたくなってきた透明で大きな氷。

これを冷凍庫でつくるためにネットで情報収集し、小さめのクーラーボックスとアイスピックを用意してチャレンジしてみたものの、思った以上に氷の層ができず時間ばかりがかかって結局タイムアップとなってしまい、大変恐縮ながら”つづく“となってしまったまでが前回でした。

今回はその後編です。(前編はこちらから)

製氷の時間を24時間→40時間と増やしたことによって透明な氷の層が多少厚くなったことから、少なくとも2日間以上は冷凍庫に入れておく必要がありそうです。もっともこれは各ご家庭それぞれの冷蔵庫の冷凍機能に拠るところも大きいと思われます。

ということで、


結果(3回目)

製氷時間:60時間


ネットで調べていたおおよその製氷の目安時間を大幅に越えていたので、さすがに全体が凍り切ってしまったのではと予想しながら取り出しましたが、それでもクーラーボックス内の中心部分はまだ水のようです。

氷の層はいくらか厚くなっているようなので、クーラーボックス内の氷の縁をアイスピックで砕いて割り、氷塊を取り出してみました。


ここからグラスのサイズに形を整えていくため、一度氷を水で洗います。氷自体に浄水を使ってこだわっているので、洗うときにも水道水そのままではなく浄水器の水が使えるのがうれしいです。


ついに成功!と言いたいところですが、残念ながらよく見ると途中の層から気泡ができてしまっています。日用していくには十分満足できるものの、ここまできたらより適切な製氷時間を探っていきたいところです。

ということで、

結果(4回目)

製氷時間:48時間




製氷時間を半日短くしたため、前回よりも氷の層は薄くなりました。



それでも気泡が全くないわけではありませんが、前回よりも透明でなかなか美しい仕上がり。ここまでが長かったのでとてもうれしかったです。惜しむらくはこの厚さだといわゆるロックアイスにはなるものの、グラスぴったりの氷にするにはサイズが足りません。製氷時間については48時間目安ができたので、次はクーラーボックスに貯める水の量を調整してみて再チャレンジです。

結果(5回目)

製氷時間:48時間


貯める水の量:2/3程度



水の量を減らしたため、クーラーボックス内はほぼ凍り切っていました。ここまでは予想通りで、氷の厚さとしては十分ですが、氷を取り出すためにアイスピックでたくさん砕かねばならず、実際にはあまり大きな氷にはなりませんでした。


もともと調べていたポイントにもあった“凍り切らないうちに取り出すこと”はやはり重要だったようです。気泡の目立っていた3回目の結果に比べても下部のあたりが明らかに白く濁っています。サイズはまあまあよくても残念ながらこれではそもそもの目的である“美しい透明な氷”には程遠く、どうやらクーラーボックスに入れる水の量はあくまでたっぷりがいいようです。

というわけで、この後も水の量や時間などを微妙に変えて数回製氷してみましたが、氷は透明になるものの、一定のサイズを越えるとどうしても白く濁る部分ができてしまう結果になりました。クーラーボックスのサイズ自体をより大きなものにすればよさそうですが、それだと今度は製氷中ずっと冷凍庫を圧迫してしまうことになります。半ば夏休みの自由研究のように日々氷の実験を繰り返していたため、あまつさえ我が家の冷凍庫には常に“ちょっと惜しいロックアイス”が潤沢に補充されている状態になりました。


しかしながら、このそこそこのロックアイス、使っているうちにこれでいいんじゃないかと思うようになりました。ある程度のサイズまでアイスピックで砕いた氷をジップロックに小分けにして冷凍庫に保存しておき、使うときに再度アイスピックでひと割りしてからグラスに入れています。

こだわればまだまだ高みは遥か先ですが、それでも自動製氷の氷に比べればはるかに美しく溶けにくい氷が日用で楽しめているので、かかる手間と収穫出来る氷とのバランスにおいても、実のところこのやり方でジンワリ満足してしまっています。


そしてアイスピックの使い方も次第に慣れていきました。実感としては、砕く氷のサイズに合わせつつ、柄のほうよりも出来るだけ針先に近い方を握った方が安全に扱えるようです。

また、前回のおまけで使ってみた小さな丸氷製氷器も仕上がりはとても美しいので、都度の氷の使用量や冷凍庫のスペース事情に応じてクーラーボックスと使い分けていこうと思っています。

我が家の透明な氷のつくり方(暫定)

・小さめのクーラーボックスにたっぷり水をはり、冷凍庫で48時間製氷。
・保存はアイスピックで手ごろなサイズに砕いてジップロックに小分けする。


思っていた以上に奥が深かった大きくて透明な氷づくりでした。いずれまた“素晴らしい透明な氷”を求める旅を再開することになるかもしれませんが、目下のところ“そこそこ素晴らしい透明な氷”がおうちBARの充実にとても貢献してくれています。ある程度のところまでならむしろ手軽にできることも今回わかったので、ちょっといい氷をつくってみたいときはぜひご参考にしてみてください。

ただ、うれしくて杯が進んでしまうので、くれぐれも飲み過ぎにはご注意を。

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