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あちこち珈琲【井の頭公園】

2015.10.05
なんでもない日に、好きな場所に出掛けてコーヒーを飲む。
「あちこち珈琲」は、ただそれだけのコラムです。
すっきりとした秋晴れの日には、外でコーヒーを飲みたいと思うときがあります。
茶道にも、外でお茶を点てる「野点」があるように、日本人は昔から、四季の移ろいを感じながら
お茶を楽しんできました。
その楽しみをもっと手軽に味わいたくて、この「あちこち珈琲」をはじめました。

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今回は、家のおいしい水で淹れたコーヒーを水筒に詰めて、井の頭公園へ出掛けました。

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井の頭公園は、東京の吉祥寺にある大きな池を持つ公園です。
今は憩いの場となっているこの池は、初めて江戸にひかれた水道、神田上水の源で、
明治31年に改良水道ができるまで、人々の暮らしを潤してきました。

 
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雑木林になっている池のぐるりを歩くと、澄んだ空気の中に腐葉土の香りが混じります。
木のたもとにあるベンチに座って、カップに熱いコーヒーを注ぎ、ゆっくりと飲んでいると、
野鳥の鳴き声や子供の歓声が遠くから響いてきました。
 
足元には紅く色づいた葉が点々と落ちています。
季節は夏から秋へ、そして落葉はこれから長い時間をかけて、土へ還っていきます。
普段は目の前のことばかり考えてしまいがちですが、こうやって自然の中でぼんやりすると、
大きな時間の流れがあることを思い出します。
 
そのなかに自分もいるのだと思うとほっとして、また新しい気持ちで、小さな営みの中に戻っていける気がします。
 
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