浄水器のある夏の暮らし 2
水がおうちに届くまで
昔に比べると日本の水道水の水質はとても向上してきているとはいえ、浄水場を出てから家庭に届くまでに通る水道管も場所によっては50~60年と経年劣化したり、汚れやサビなどが付着することもあります。
各家庭の引き込み管もまだ鉛の水道管を使われている場所もあるそうです。
今の浄水場では塩素だけでなくオゾンを使って殺菌をするようになった結果、塩素の量が少なくなって飲みやすくなった水道水ですが、家庭に届くまでにはそれなりに不純物が混入してしまうことがあります。
それらをしっかり取り除くためには飲む直前に水をきれいにしてくれる浄水器を使っていただくのがよいと思います。
水の検査の違い
一般的に販売されているペットボトルのミネラルウォーターも有害物質の検査をしていますが、水道局で調べている検査の項目数の方がはるかに多く、マルチピュア浄水器を使うとさらに多くの不純物までほぼ100%取り除けます。
このことから、浄水はミネラルウォーターよりも実は安心して飲める水ではないかと考えています。
外国のミネラルウォーターよりも自分の体に合ったその土地のよりよい水というのは、浄水器によってこそ可能となるとおもっています。
そもそも水が綺麗になってるのか綺麗になってないのかというのは見た目だけでは非常に判断が難しいものです。
色が茶色く濁っていたり、なんか変な味がしたり、味が無くなったというのはわかりやすいのですが、一見すると透明で味も塩素臭さも少なくなっている中で、本当にこれが綺麗かどうかっていうのはなかなかわからないことも多いので、浄水の能力についてはその検査の規格というのがとても大切になります。
NSFとマルチピュア
マルチピュア浄水器ではNSFというアメリカの、産業界からも国からも学会からも消費者団体からも完全に独立した、いわゆる中立的な第三者の組織から認証を受けています。
「鉛が取れますよ、塩素がとれますよ、発がん性物質がとれますよ」と様々なメーカーのカタログに書いてあるそのパフォーマンスが本当に間違いがないのかというのを厳密に調べるところがNSFです。
現在アメリカやヨーロッパで浄水器を販売する際にまず必要となるのが、このNSF認証の取得となります。
日本で浄水器規格ができたのは最近のこと
一方日本では、今ではオゾンを使って塩素臭さは軽減されていますが、その昔はカルキ臭さが強く、その匂いを取ることを目的に浄水器を使うというニーズが多かったんです。
そのことから20年前までの浄水器の規格というのは塩素がとれるか、とれないかといったごく単純なものが主に表記されていましたが、それが2000年以降になってようやく国際的な基準での水質検査、NSFに準じた検査の必要性が求められるようになりました。
厳格なNSF認証
NSF自体は食品の安全に関わるさまざまな検査と認証を幅広く行なっていて、浄水器に関する規格は1985年につくられています。
現在日本で行われている有害物質の除去に関する検査ひとつにしても、NSFからやり方を学んで採用した代表的な13種類の方法でその再現性を確保していますが、これに対してマルチピュア浄水器は有害物質の除去試験において現在100種類もの細やかなテストを第三者機関であるNSFから直接の認証を受けています。
NSFの認証自体も5年毎の再検査の他に年に一度工場の抜き打ち検査が行われて、それをクリアしてはじめて認証を維持できるという非常に厳格なものです。
最大限のあんしんとあんぜん
日本の場合はまだJISの規格の名前でテスト方法が明文化されているに留まっていますが、消費者の安全を守っていくためには、NSFのような中立的な第三者の機関が認証をしっかり管理していくことも重要なポイントです。
水は健康に直結するも、一見しただけでは善し悪しの判断がなかなかできないからこそ、こうした安心安全をつくるる最大限のことを行っていく必要があると思います。