
【素敵なお店へ】日本料理と桜しゃぶしゃぶ「そま莉」(目黒) -2-『人と人とをつなぐ縁の下の力持ちに』
【ぜひ第1回から合わせてお読みください】
ショットバーから熊本の郷土料理のお店へ
―ショットバーではどんなお料理を提供されていたのでしょうか。
最初はお酒と軽食でしたが、次第に和食をお出ししたいと思うようになりました。
ただ、ショットバーから和食屋さんに切り替えても上手くいかないだろうと。
そのときに、自分のルーツに立ち返って、地元の熊本の郷土料理だったらどうかなって。
で、恵比寿で熊本料理の店を経営している方がいらっしゃって、いろいろ相談に乗ってもらいました。その方との出会いは大きかったです。
―大きく方向転換なさったんですね。
はい。バーの内装はバサッと変えて、カウンターの中に、きちっと料理を作れる厨房も作り、そちらは『水器(みずき)』として今に至ります。
『そま莉』は桜しゃぶしゃぶと熊本料理をお出しする店として、2年前に同じ目黒に開店しました。
――河津さんは目をキラキラさせながらお話してくださいます。素敵な出会いを引き寄せ、時として大胆な決断のときも怯むことなく挑戦する姿勢、持ち前の明るいキャラクターでお店を切り盛りしている姿は、『そま莉』の魅力のひとつです。
予約などでお電話を受ける際は、お客様がここに来ようと思ってくれた瞬間からもう始まっているというか。電話してよかった、行くのが楽しみだと思っていただけたら嬉しいです。来ていだいたときには、ゆったりくつろいでいただけたらいいなって思います。
出典:桜しゃぶしゃぶと日本料理 そま莉 Facebook https://www.facebook.com/diner.somalie/
人と人とをつなぐ場所
―『そま莉』はとても居心地がいい空間ですね。
お店を持つことで、東京の一部の空間を担っているという意識があります。お食事を楽しんでいただくのはもちろん、もっとなにか意味のある空間にしたい気持ちがありました。
『そま莉』はお昼の営業をしていないので、その時間にお客さんにスペースを開放しています。
―これまでどんなイベントをされていたのでしょうか。
私に着物のいろはを教えてくれた呉服屋さん主催の着付けレッスンや、ランニングの会を行っています。お客さんに八丁堀でランニングの教室をやっている方がいらっしゃって、そこの生徒さんや、『そま莉』のお客さんと集まって走っています。先日は土曜日に走って、ここで、みんなで食事会をやりました。
人と人がつながることにやりがいがあります。
【人と人とをつなぐ縁の下の力持ちに】
―今後もなにかやってみたいことはありますか。
ちょっと話が大きくなってしまうけれど、日本に役に立つつながりを作っていけるようなイベントを開催したいと思っています。
いろいろやりたいことがある人、こういう人とつながりたいと考えている人が、もしここでつながって、お仕事になればいいな、それが日本の力の一部になればいいなと思います。
私自身は、バリバリ第一線でやることはできないけれど、縁の下の力持ちというか、「あのとき、そま莉で出会ったよね」と言ってもらえるような、つながり合った方々の人生の一ページになれば嬉しいです。
―「そま莉」は人と人とがつながる場所なのですね。
そうありたいと思います。これから東京オリンピック開催に向けて海外からいらっしゃる人が増えると思うので、海外の方に日本のことを好きになってもらいたいです。飲食店は直にお話したり、おもてなしができる場所なので、「日本人はあったかい人たちだった、日本っていいところだったよ」って言ってもらえたらうれしいです。
――河津さんご自身が人と人との縁を大事にしているからこそ、たくさんの方がつながる居心地のいい空間があるのだと感じました。
次回はお料理を実際に頂きながら、故郷の熊本についてのおはなしを伺います。
おはなしは次回につづきます
第1回はこちらからご覧いただけます
桜しゃぶしゃぶと日本料理 「そま莉」
【営業時間】月 ~ 土(日祝休み)
18:00 – 23:00
(お食事ラストオーダー 22:00)
(お飲み物ラストオーダー 22:30)
【座 席 数】カウンター 14席、テーブル 16席、全席禁煙(全席座敷)
【住 所】〒153-0063
東京都目黒区目黒1-4-8 東レクビル2F
【アクセス】JR山手線 目黒駅西口
東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線 目黒駅 各駅より徒歩2分