水のおいしさ、実際に比べてみました (5)紅茶編
紅茶のおいしさの違い、実際に比べてみます
水の安心と安全を守るマルチピュアの浄水器。
実証されている高い除去性能に加えて、ブロック活性炭を使った水本来のミネラル分を残す技術は、日本の水の自然なおいしさを守ることにも繋がっています。
安心、安全な上で、その水に自然なおいしさがあることはご家庭での日々の食生活においてとても大切なこと。
でも、人の味覚というものは千差万別です。
そのおいしさって実際に比べてみてもわかるものなのでしょうか。
美食家や料理人、評論家など優れた味覚を持つであろう方々だけでなく、ごく一般の舌であっても、その違いを感じることができるのでしょうか。
・・・では、もう実際に比べてみればいいじゃないですか!
ということで“水のおいしさ、実際に比べてみました“実験はいよいよ第5弾、紅茶編となります。
軟水と硬水
イギリスをはじめヨーロッパを中心に古くから愛されてきた紅茶とその文化。
そのヨーロッパにおけるミネラルウォーターといえば、日本でもいくつか有名な銘柄が輸入販売されていますが、そのミネラルウォーターの多くはいわゆる硬水です。
水分中にカルシウムとマグネシウムが多く含まれる水が硬水、その逆で少ないのが軟水で、WHOの基準では硬度0から60mg/l未満を軟水、硬度60から120mg/l未満を中程度の軟水、そして硬度120から180mg/l未満を硬水、180mg/l以上を非常な硬水と明確に区分けされています。
ヨーロッパのミネラルウォーターに硬水が多いということはもしや、本来紅茶に合う水もまた硬水だったりするのでしょうか。
日本の水はミネラルの含有量が低く、硬度の平均値は48.9 mg/lということで、先のWHOによる分類でも軟水と区分されます。
マルチピュアと硬水を比べる
つまり私たちが普段飲み慣れているであろう紅茶は軟水の紅茶です。
これまで特に疑うことなくおいしさを感じてはいたけれど、もしも本当は硬水の紅茶の方が紅茶本来の味がするということであるなら、それを知りたいし比べてみたい。
ということで、もしかするとこのあたり紅茶に詳しい方にとってはごく当たり前の常識なのかも知れませんが、実際にやってみればはっきりわかるということで、今回は軟水と硬水でそれぞれいれた紅茶を比べていきたいと思います。
《使用したもの》
・紅茶ティーバッグ
・マルチピュア浄水器の水(日本の軟水)
・欧州有名メーカーのミネラルウォーター(180mg/l以上の非常な硬水) それぞれ500ml
《実験工程》
先の緑茶の実験のときと同様に、ポットや水温などを同条件にして純粋に水質だけの違いとなるよう気をつけながら、ティーバッグに記載されていた手順に従って紅茶を淹れていきます。
写真でも色の違いがわかるでしょうか、見た目の時点で差異が表れています。
例によって紙コップにそれぞれ注いだら、いざテイスティングです。
年齢性別の異なる男女6名がそれぞれに5点満点で採点し、今回も感じたままをコメントしていきます。
気になる結果はこちらです。
水のおいしさ、実際に比べてみました
マルチピュア VS 硬水のミネラルウォーター~結果~
以上6人中6名ともに圧倒的大差でマルチピュア浄水器の水で淹れた紅茶の方がおいしいと感じる結果となりました。
同条件下で行った実験にもかかわらず、硬水のミネラルウォーターで淹れた紅茶に対する各々のあまりの低評価に驚きました。
紅茶の国では
これは後になってから知ったことなのですが、ヨーロッパのミネラルウォーターに硬水が多いからといって、本場の紅茶が硬水ばかりを使って淹れてあるかというと全くそういうことではなく、むしろ紅茶はヨーロッパにおいても軟水で淹れた方がおいしいとされているそうです。
また硬水で紅茶を淹れる場合であっても、今回のようにストレートティーではなく濃厚なミルクと合わせて味を調整したミルクティーにして飲むことが多いらしく、加えて今回使用したミネラルウォーターが硬度180mg/l以上の非常な硬水であったことも合わせて大きな差を生んだのかと思います。
というわけで設定段階で初歩的な思い違いもありましたが、おかげで優れたミネラルバランスと言われる日本の軟水は紅茶にも適してるということをあらためて実感した結果となりました。
以上で今回の“水のおいしさ、実際に比べてみました“全5つの実験は終了となりますが、文中にも何度かありましたように、この実験の前段階で題材や実験方法を検討することを主目的としたお試しのプレ実験を行なってまして、そちらについても軽く触れてから、まとめの検証に入りたいと思います。
よろしければぜひ最後までお付き合いください。