5歳児卵アレルギー負荷試験体験レポート
5歳児卵アレルギー負荷試験体験レポート
今回はアレルギーの負荷試験を5歳のお子さんが実際に受けたというBさんにお話を伺いました。
Q: Bさんのお子さんのアレルゲンは何ですか?
卵アレルギーです。
Q: アレルギー発症のきっかけを教えてください
1歳児のときに保育園の給食の親子丼を食べて発症しました。
Q: その後の生活状況を教えてください
卵は完全除去しています。保育園でも給食は卵を除去してもらっています。
負荷試験を受けたきっかけ
卵アレルギーの場合、年齢と供にアレルギーの数値が良くなると聞いていたのですが、5歳の時に受けた血液検査の数値があまり良くありませんでした。
この年齢で、この数値だと、年齢とともに良くなる確率は低いので、積極的な治療を始めてはどうかと言われたのがきっかけです。
本人も含め、家族で相談したり、同じ卵アレルギーの子を持つ友人が負荷試験を受けたと聞いていたので、どんな様子か聞いたり、色々と情報を集めました。
小学校になると給食がありますから、その前に治せたらいいなという思いで、とにかく一度、病院で話を聞いてみることにしました。
負荷試験で不安だったこと
やはりアレルギー症状が出ることが不安でした。
蕁麻疹や喘息の症状が出たらかわいそうだし、万が一アナフィラキシーショックになったら、とか思うと怖かったです。
子供には不安を感じさせないように、治ったら美味しいものを食べようね、など前向きな話題をして出来るだけ明るく努めていました。
負荷試験の進め方(Bさんの場合)
9:00 診察
診察室で体温・身長・体重・血圧・サチレーション(酸素飽和度※血液に溶け込んでいる酸素の量)などを計測して、体にかゆいところはないか。咳や鼻水は出ていないかなどを診てもらいました。
9:30 病棟へ移動
診察室からベッドのある病棟へ移動して、温かいほうじ茶を飲ませてもらいました。
病棟では病院から出されるもの以外の飲食は親も禁止なので、何か食べたいときは食堂でと言われました。
4人部屋で、他にも2組の親子がいらっしゃいました。うち以外は牛乳アレルギーのお子さんでした。
10:00 負荷試験スタート
うちの場合、全卵の1/32個を摂ることが目標でしたので、まずは目標の量の1/4の量をリンゴジュースと一緒に摂取しましたが、摂取してすぐに舌の先が痒いと言いました。その後、咳が出始めました。
試験の間は体温や、胸の音や血圧・サチレーションなどこまめに計測し診察します。
トイレには必ず看護師さんが付き添い、異常がないかを確認してくださいました。
比較的小さな症状ではありましたが、アレルギー症状と思われる症状が出ていたので、負荷試験を続けるかどうかを先生と相談し、目標の量を減らして続けてみることにしました。
11:00過ぎ 3/8のジュースを全て飲む
舌がが痒いと言い、何度もおしっこに行きました。その後、お腹が痛いと訴えました。
11:30頃 負荷試験中止
症状を診て、先生より中止の判断となりました。
12:00 病室内で昼食
お腹の調子を見ながら、食べたいもの食べられるものだけ食べるようにしました。あまり食欲はないようでした。
13:00 診察
診察をしてもらい、負荷試験結果を出してもらいました。試験結果を受けて、今後も卵の除去は継続していくことになりました。
14:00 退院
退院して帰宅しました。
負荷試験を受けて良かったこと
全卵の1/50個という少ない量ではありましたが、基準となる数値が出たので、次回はこれより多く食べられることを目標にすることができるのでそこは良かったです。
もしかしてこの試験で卵アレルギーが良くなっているという結果が出るかもしれないという淡い期待もしていきましたが、結果を受けて、長期戦になると覚悟を決めることができました。
まとめ
今回Bさんのお子さんは症状が出たため、負荷試験は途中で中止となりましたが、今後また負荷試験を受けたりする際の基準がわかったため、非常に有意義な体験だったかと思います。
アレルギーは個人の体調によるものが多く、数値が高くても症状が出なかったり、逆に数値が低くても体調によって重い症状が出たり一概にこうだ、とは言えませんが、アレルギーをお持ちの親御さんの少しでも参考になれば幸いです。
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