アレルギー症状の重症評価と対処法(重症の場合)
2017.03.08
アレルギー症状の重症度評価と対処法
子供にアレルギー症状が出たときにどの程度の症状で薬を飲ませたり、病院を受診したら良いのか迷うことがあります。その際に参考になる指標をご紹介します。
重症の評価(下記の1つでもあてはまる)
消化器
- 持続する(がまんできない)お腹の痛み
- 繰り返し吐き続ける
呼吸器
- のどや胸が締め付けられる
- 声がかすれる
- 犬が吠えるような咳
- 持続する強い咳き込み
- ゼーゼーする呼吸
- 息がしにくい
全身
- 唇や爪が青白い
- 脈が触れにくい・不規則
- 意識がもうろうとしている
- ぐったりしている
- 尿や便を漏らす
対応
エピペン
- すぐにエピペンを使用
薬
- 薬を飲ませる
- 呼吸器の症状があれば気管支拡張薬を吸入する(処方がある場合)
受診
- あおむけの姿勢にする
- 救急車で医療機関を受診
参考:国立病院機構相模原病院小児科配布資料「アレルギー症状の重症度評価と対応マニュアル」
注意点:本マニュアルは一般の方に対してアレルギー症状への対応の理解を助ける目的で作成し、内容に関しては責任を負うが、個々の対応の結果に関して責任を負うものではない。